オープンソースのワークフローエンジン「Activiti」入門

CodeZine / 2013年7月18日 14時0分

 本連載では、TIS株式会社が提供している技術ブログ「Tech-Sketch」から「コレは!」というテーマをピックアップし、加筆修正して皆様にお届けしています。今回取り上げるテーマは「ワークフロー」です。私達がお客様向けに構築するバックオフィスシステムにおいて、ワークフロー機能を求められる機会が増えているため、第5回では、数あるワークフローライブラリの中から「Activiti」について、概要説明・動作環境準備を中心に紹介します。

■1. オープンソースのワークフローエンジン「Activiti」とは

 「Activiti」は、Apache2.0ライセンスのもとで配布されているオープンソースの“ワークフロー・エンジン”です。

 BPMN2.0という規格に準拠していることから、“BPMN2.0エンジン”とも呼ばれています。

 Activitiの開発は、オープンソースの「Enterprise Content Management(企業向けコンテンツ管理システム)」で有名な「Alfresco Software」によって行われています。

 Activitiは、元JBoss jBPMのプロジェクトリーダーであり、開発者でもあったTom Baeyens氏らによって開発されました。

 よって、jBPMのVer.3およびVer.4のコンセプトを継承しており、JavaベースのWebアプリケーションへ組み込みやすいエンジンになっています。

●これまでのリリース

 2010年12月1日に初版である「Ver.5.0」がリリースされてから、頻繁(1か月ごと)にバージョンアップが行われてきました。

 ここ最近(Ver.5.10以降)は、約3か月ごとにバージョンアップが行われており、安定期に入ったと考えられます。

■2. Activitiのコンポーネント群

 Activitiは、以下のコンポーネント群で構成されています。



●モデリング

Activiti Modeler BPMN2.0に準拠した「Webベースのモデリングツール」です。
プロセス・フローを描くことが可能です。
Activiti Modelerは、「KIS BPM」のオープンソース版として公開されています。

製品版との機能差異については、KIS BPMのページを参照ください。 Activiti Designer BPMN2.0に準拠した「Eclipseプラグインのモデリングツール」です。
プロセス・フローを描くことが可能です。 Activiti Kickstart エンドユーザーに近い方々が簡単にビジネスプロセスを作ることができるツールです。
プロセス上の各タスクを定義し、そのタスクで利用する画面の入力項目を決めるだけで、
Activiti Explorer上で動くプロセスを作ることが可能です。

「Activiti Kickstart」の詳細は、開発者ブログを参照ください。●ランタイム

Activiti Engine ビジネスプロセスの開始~終了までの管理、プロセス内のタスク管理、フロー制御など
重要な機能を含むコアコンポーネントです。

任意のJava環境で利用可能な「Engine API」が含まれます。●管理

Activiti Explorer Activiti Engineと連携して、ビジネスプロセスを管理することができる
Webアプリケーションです。
プロセスのインスタンス管理機能、タスク管理機能が含まれています。

また、「申請プロセスを開始する」「自分に依頼されているタスクを確認する」など、
Activiti Explorer自体、"ワークフローアプリケーション"として機能します。 Avtiviti REST Activiti Engineに対して「RESTインターフェース」を提供するWebアプリケーションです。●「Activiti Engine」の2つの利用方法

 「Activiti Engine」は、以下2つの利用方法があります。





CodeZine

トピックスRSS

ランキング