クラスナンバー1スペックで勝負するスパーハイト系軽自動車【ホンダN BOX試乗記】【レビュー:ホンダ】

CORISM / 2012年2月17日 8時8分

新型ホンダN BOX

とにかくクラスナンバー1を目指したホンダ渾身の力作、N BOX

 ホンダから新型軽自動車のN BOXが発売された。国内市場重視の旗印の下、ホンダの開発陣が気合を入れて開発したのがN BOXで、“N”の文字はかつて大ヒットしたN360に由来する。このことから見てもホンダの気合が入っているのが分かるだろう。

 N BOXをぱっと見た印象はダイハツのタントだ。超ハイト系というか、モアスペース系と呼ばれるタイプで、ハイト系と合わせて今や軽自動車の中心的なジャンルとなっているもの。その軽自動車市場の中心に、ホンダが改めて本格参入するクルマである。それも市場のど真ん中に真っ向から投げ込んだ剛速球という感じなのだ。

 剛速球であるのは、N BOXのスペックを見れば良く分かる。何もかもと言って良いくらいに軽自動車で一番のクルマに仕上げられているからだ。全長と全幅は軽自動車規格で抑えられるため各車横並びだが、最高で1800mmに達する全高が乗用系軽自動車でトップであるのを始め、2520mmのホイールベースは、FF(RRの三菱iはさらに30mm長く軽自動車でトップだ。

 また、2180mmの室内長や1400mmの室内高も軽自動車でトップ。1350mmの室内幅、自然吸気で43kW、ターボ仕様で47kWのパワーなどは同点トップの数値を得ている。

 そこまでやるか、そんな風に思わせるほど徹底して軽自動車で一番を狙ってきたのがホンダのN BOXである。背の高い大きなボディで重くなるゆえ、燃費で一番になるのは今後登場してくるNシリーズの別車種に委ねることになるのだろうが、それにしてもホンダの徹底ぶりには驚かされる。

 結果として大きなボディの中には、広々とした室内空間が作られている。後席の居住空間は普通に座っても前の席が遠すぎるくらいに広いし、その後席は簡単な操作で平らにしたり、座面をチップアップさせることが可能である。

 座面をチップアップさせた状態では、子供が立って着替えをできるくらいの広さと高さがあり、見るからにとてつもなく広いクルマという印象を受ける。
 
 しかも、センター燃料タンクのレイアウトを採用しており、このおかげで低くてフラットな床面が作られている上に、スライドドアの開口部が大きい(これらの数値も軽自動車で一番)ので、後席への乗り降りも容易。ほとんど無敵といった感じの圧倒的なパッケージングなのだ。

VSA(横滑り防止装置)が標準装備され、高い安全性能を手に入れた

CORISM(コリズム)

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