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トヨタ マークX新車情報 大幅な若返り整形で、スポーティセダンらしさをアピールしたマイナーチェンジ!【ニュース・トピックス:トヨタ】

CORISM / 2012年8月29日 14時14分

トヨタ マークX

脱オヤジのクルマ! 若返りを図りたいトヨタの想いを象徴するデザインチェンジ

 トヨタは、中型セダンであるマークXをマイナーチェンジし発売を開始した。

 現行のマークXは、2009年10月にデビュー。しかし、国内セダンマーケットは完全に冷え込んでおり、デビュー当時は月販3,000台レベルをキープしていたものの、2,000台を維持するのがやっとという状態が続いていた。とはいえ、日産スカイラインと比べれば、かなりの善戦している。スカイラインは、月販500台を割る販売台数が長く続いている状態だ。

 現行トヨタマークXは、不運のクルマと言われており、デビューした2009年10月の少し前となる同年5月にプリウスがフルモデルチェンジし、納車まで1年以上というバックオーダーを抱え話題となった。ホンダ インサイトに対抗したプリウスは、トヨタの価格ヒエラルキーを破壊する価格帯で登場。他のガソリン車を売れなくしたほど。その影響をモロに浴びたマークXは、コストが高いFRセダンであるのに238万円からという驚きのプライスを付けて登場した。スカイラインが登場したときの、エントリーモデル250GTの価格が約279万円という価格から分かることから、最近のトヨタの価格付けとは逆に、とてもリーズナブルな設定だった。

 しかし、そんなリーズナブルな価格でも、ヒットしないほどセダンマーケットは冷え込んでいた。セダンマーケットは、完全に高価な輸入車に奪われていた。俳優の佐藤浩市を部長と見立てたCMを使い、高齢者中心のトヨタ セダン顧客の若返りを狙うも思うように効果が出なかったようだ。確かに、先代マークXよりはスポーティに感じたものの、やはりトヨタのセダンはオヤジのクルマという印象が拭えなかったのだろう。

 つまり、CMでいかに若返りの印象を与えても、プロダクトそのものが若々しくスポーティでなければダメ。そんな結論に達したのか、今回のマイナーチェンジでは、まったく違うクルマのように、そのスタイルを大きく変えた。とくに、フロントフェイスは、これがマークXなのか? というくらいの変貌ぶり。賛否があるものの、グリルのど真ん中にある大きなXというエンブレムがマークXであることアピールしている。

 今回は、バンパー(フロント・リヤ)、フロントグリル、リヤコンビネーションランプの意匠を大幅に変更。MC前とはまったく違った顔に見せるデザインのバイキセノン式ディスチャージヘッドランプ&LEDクリアランスランプを採用するなど、スポーティさと上質さを向上。アウディなどのヨーロッパ車で流行りのLEDを使ったデザインテイストを上手く持ち込んでいる。そのため、ボディカラーがダーク系の方がハイコントラストになり、ヘッドライトの輪郭がハッキリし、淡色系よりも精悍な印象が強くなる。

 ボディカラーは、新色ダークレッドマイカメタリック、ダークブルーマイカを含む、全6色を設定した。内装においては、4眼メーターやシフトレバー周りなどに高輝度シルバー塗装を施すことで、上質感を演出している。

さらに、内装材やフロントピラー内の制振材の採用を拡大し静粛性を一段と向上。また、走りの質を向上させるため、溶接のスポット点数を追加しボディ剛性を高めた。この結果、さらなる高速走行時の優れた操縦性・走行安定性を実現したという。

 大きなデザイン変更を含め、ボディ剛性のアップなど、トヨタ車としては数少ない大幅マイナーチェンジを敢行したトヨタ マークX。このマイナーチェンジで、デビュー当時2,674,250円だった250Gの価格が、270万円になるなど、グレードにより価格の上げ幅が若干違うものの、一段と魅力を増した新型トヨタ マークX。若手のセダン派ユーザーを、輸入車から引き戻すことができるのか注目だ!

■トヨタ マークX変更点概要
<プレミアムタイプ(PREMIUM、PREMIUM Four)>
・フロントロアグリル、サイドマッドガードなどにめっき加飾を施し、高級感を演出
・シート表皮にアルカンターラを新設定
・新構造のFAD*2ショックアブソーバーを2WD車に採用し、優れた操縦性・走行安定性とショックの少ない快適な乗り心地を高次元で両立
・ナノイー、スーパーUVカットガラス(フロントドアガラス)を標準装備し、快適性を向上
・オプション設定のインテリジェントパーキングアシスト(イージーセット機能&駐車空間認識機能付)の利便性を向上

<スポーツタイプ(250G“Sパッケージ”、350S)>
・リヤスポイラー(バンパーロア)の意匠を変更したほか、メッシュタイプのフロントロアグリルを採用するなど、スポーティ感を大幅に強調
・内装パネルに幾何学調柄を新設定

<スタンダードタイプ(250G“Fパッケージ”、250G Four“Fパッケージ”、250G、250G Four)>
・インテリアカラーに新色ビターブラック、アイボリーブラックの全2色を設定
・木目調パネル色にグレージュを追加し、全2色を設定

■トヨタ マークX価格
・250G 2,700,000円
“Fパッケージ” 2,440,000円
“Sパッケージ” 2,990,000円
・250G Four 2,931,000円
“Fパッケージ” 2,671,000円
・350S 3,600,000円
・2.5L PREMIUM 2,920,000円
・2.5LPREMIUM Four 3,151,000円
・3.5LPREMIUM 3,900,000円

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