トヨタ マークX新車試乗記 ハイソカーブームが懐しい! セダン車の栄枯盛衰。お買い得感抜群の良質FRセダン! 【レビュー:トヨタ】

CORISM / 2012年11月16日 11時11分

トヨタ マークX

昭和の頃は、マークIIも若者に大人気のハイソカーだったけど・・・、

 「カーマニア」が大勢いた昭和50年代後半に「ハイソカーブーム」と呼ばれた高級セダンが売れに売れた時期があった。その牽引役になったのがマークIIで、直列6気筒DOHC4バルブエンジンを搭載した白色のマークIIは若者を中心に多くの人が憧れた。あれから30年、そのマークIIはマークXと進化し2009年には2代目となり今回マイナーチェンジを行った。 

 トヨタ マークXのマイナーチェンジでは、バンパーやフロントグリル、リヤコンビネーションランプの意向を大幅に変更された。また内装材やフロントピラー内に制振材の採用を拡大し静粛性を高め、溶接のスポットを増やしボディ剛性も高め、中身にも力を入れたマイナーチェンジである。

 私を含め、国産のセダンに対する関心は低い。マークXに限らず、セダン車に対して興味が無くなりマイナーチェンジをしても認知される事が少なくなっている。唯一、クラウンだけが売れ、クラウンの存在感が高くなればなるほど、同じトヨタであるマークXが希薄になっているように思う。

 実際に、国内のセダン車マーケットは激減。セダン車を多く保有するトヨタからトヨタへの乗り換え需要がほとんどと言われている位だ。マークXも月販1~2千台程度がやっとの状況。ただし、それでも善戦しており、その昔はライバルと言われた日産スカイラインなどは、モデルチェンジ時期ということがあるにせよ月販500台以下という苦悩の日々が1年以上続いている。マークIIが好調な時代は、クレスタやチェイサーを含め、月販3万台以上という今では考えられないくらいのセールスを記録していたほどの人気車だったのだ。まさに、栄枯盛衰。トヨタはFUN TO DRIVE, AGAIN.というCMを流しているが、本音はハソカーブーム アゲインかもしれない。

 そんな私自身も印象の薄くなったマークXであるが、撮影の為にジックリ観察したら、全体のフォルムはスポーティでカッコ良いと思った。ヘッドランプの周囲に配置されたLEDは精悍で、横から見たスタイルは、力強いラインが前から後ろまで流れ、キャビンが小さく見えスポーティである。またクラウンより若々しく、レクサスのエンブレムを付けてもおかしくない高級セダンのスタイルである。

十分に高級感のある内装やエンジン

 試乗車は、売れ筋レードのひとつの250G。2.5Lのエンジンは最高出力203PS/6,400rpm、最大トルク24.8kgf・m/4,800rpm。1,500kgを少し越えた車重には、充分以上のスペックだ。

 しかも、レギュラーガソリン仕様であり3.5Lエンジンがプレミアムガソリンを要求するのに比べるとお買い得感が高い。

 実際試乗してみると低速からしっかりトルクがあり、6気筒の良さである滑らかな回転が低回転から高回転まで伸びる。実用域では十二分のパワーで、この車の性格である高級パーソナルセダンに相応しいエンジンである。

 室内は落ち着いた雰囲気で、タップリとしたサイズのシートに座れば室内の質感も高く、「クラウンのインテリア」と言われても納得する高級感である。装備も無い物は無い程に充実。ナビゲーションやオーディオはオプションであるが、予算と好みの種類を選べるのは不必要なオーディオを標準装備されるより良い。しかも、トヨタはディーラーオプションで多数のナビゲーションを用意されていて、選択肢が多く選ぶのも楽しい。

お買い得感の高い良質なセダンがマークX

CORISM(コリズム)

トピックスRSS

ランキング