日産デイズ ルークス新車情報・購入ガイド 価格アップを抑えたお買い得な価格設定とした特別仕様車「Vセレクション」だが・・・【ニュース・トピックス:日産】
CORISM / 2017年5月10日 19時40分
日産デイズルークス新車情報の目次
- 三菱の燃費不正からの影響から、復活を狙うデイズルークス
- 両側リモコンオートスライドドアなどが装備され価格アップを抑えたお買い得特別仕様車が「Vセレクション」
- エコカー減税未対応なデイズルークスなので、値引きは必須条件
- 日産デイズ ルークス Vセレクション価格
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■三菱の燃費不正からの影響から、復活を狙うデイズルークス
日産は、スーパーハイト系軽自動車に属するデイズルークスに特別仕様車「Vセレクション」を設定し発売を開始した。
日産デイズルークスは、2014年にデビュー。三菱のeKスペースと姉妹車関係にある。今や日産の傘下となったなった三菱だったが、当時、日産と三菱の軽自動車に関する合弁会社であるNMKVによる第2弾となるモデルだった。
デイズルークスが属するスーパーハイト系は、非常に高い全高をもつのが特徴だ。デイズルークスで1,775㎜。ダイハツのウェイクは、1,835㎜という全高になる。ハイト系ワゴンと呼ばれているクラスに属するムーヴが1,630㎜なので、いかに背が高い軽自動車なのかが分かる。
こうしたスーパーハイト系は、今や完全にハイト系ワゴンを抑え軽自動車マーケットで最も高い人気を誇るカテゴリーに成長した。
また、デイズとデイズルークスを合算した販売台数では、2014年度は約17万台を販売し、国内日産販売を支える重要な車種となった。しかし、2016年に発覚した三菱の燃費偽装問題で、デイズルークスも一時販売を中止。この影響で2016年度の販売台数は、約10万台となり大幅に台数を落としてしまった。
■両側リモコンオートスライドドアなどが装備され価格アップを抑えたお買い得特別仕様車が「Vセレクション」
今回登場した特別仕様車「Vセレクション」は、確かにこうした販売台数減を2017年度は取り戻したいという意識もある。ただ、それだけでなく、デイズルークスは2016年12月にマイナーチェンジしたとはいえ、燃費面でライバル車に対して大きく負けているというハンデがある。
デイズルークスの燃費22.0㎞/Lに対して、クラストップのスズキ スペーシアは32.0㎞/Lを達成し、その差は、なんと10.0㎞/L。燃費が悪くても売れている軽自動車販売台数ナンバー1を誇るホンダN-BOXでも、25.6㎞/Lなので、デイズルークスの燃費の悪さはどうしても目に付いてしまう。
そこで、Vセレクションは量販グレード「X」および「ハイウェイスターX」をベースに、両側リモコンオートスライドドア、X Vセレクションには14インチアルミホイール、ハイウェイスターX Vセレクションには15インチアルミホイールを設定。利便性の高い人気の装備を追加した。。インテリアには、X Vセレクションにはエボニー(黒)色内装、ハイウェイスターX Vセレクションには、プレミアムグラデーションインテリアなど、質感の高い内装を採用した。
ボディカラーには、従来の設定色に加え、X Vセレクションには、エアグレー(PM)のボディにブロッサムピンク(M)のルーフの2トーンを設定。ハイウェイスターX Vセレクションにはブラック(P)のボディにピンクゴールド(M)のルーフの2トーンを用意した。カラーバリエーションは全20種類と、選択肢を増やし顧客の細かなニーズに対応している。
■エコカー減税未対応なデイズルークスなので、値引きは必須条件
日産デイズルークス特別仕様車Vセレクションの価格は、X Vセレクションが1,490,400円。ハイウェイスター X Vセレクションは1,693,440円となった。どちらもベースのXに対して、64,800円高となっている。両側リモコンオートスライドドアだけで、64,800円のオプションなので、アルミホイールや内装分がお買い得ということになる。
デイズルークスのグレード選びというのであれば、お勧めはやはりハイウェイスター X Vセレクションとなる。ハイウェイスター X Vセレクションは、X Vセレクションに対して約20万円も価格差がある。普段の足として使うのであれば、X Vセレクションで十分だ。ただ、装備やリセールバリュー、購入してからの満足度などを考えると、ハイウェイスター X Vセレクションとなる。ハイウェイスターは、リセールバリューが高いので、売却時や下取りに出した時にもメリットがある。
確かに特別仕様車Vセレクションは、ややお買い得感がある。ただし、デイズルークスはエコカー減税に対応していないのだ。クラストップの低燃費性能を誇るスペーシアは、約3.5万円前後の減税を受けることができる。まずは、スペーシアやタント、N-BOXとしっかりと競合させて大幅値引きを引き出したい。
このスーパーハイト系は、競争が熾烈なクラス。ホンダN-BOXは、今年フルモデルチェンジ予定なので、大盤振る舞い状態のなると予想できるし、他のモデルは、とにかく値引きしてでも軽自動車ナンバー1の座を得ようと必死だ。かならず、N-BOXとタント、スペーシアと競合させて、デイズルークスは燃費が悪いことやエコカー減税のメリットが無いことを強調し値引きが前提であることをアピールするといいだろう。
■日産デイズ ルークス Vセレクション価格
■日産デイズ ルークス Vセレクション価格
●2WD
・デイズ ルークスX Vセレクション 1,490,400円
・デイズ ルークス ハイウェイスター X Vセレクション 1,693,440円
●4WD
・デイズ ルークスX Vセレクション 1,611,360円
・デイズ ルークス ハイウェイスター X Vセレクション 1,814,400円
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