スバルWRX STI新車情報・購入ガイド 切れ味さらに鋭くなった大幅改良!【ニュース・トピックス:スバル】
CORISM / 2017年6月10日 12時12分
スバルWRX STI新車情報・購入ガイドの目次
- モータースポーツと深くかかわり続けてきたスポーツモデルがWRX STI
- 新電子制御マルチモードDCCDで、より切れ味鋭いハンドリング性能へ
- スバル初となる電動式レカロ製シートも用意
- SGPを採用した新型WRXを待つのか? 熟成された現行車か? 悩ましくも楽しい選択が求められる?
- スバルWRX STI主な改良内容
- スバルWRX STI価格/ボディカラー
- スバルWRX STI主要スペック、燃費など
- スバルWRX STI画像集
<お勧め記事>
■モータースポーツと深くかかわり続けてきたスポーツモデルがWRX STI
スバルは、スポーツセダンであるWRX STIの大幅改良モデルを2017年6月20日に発売する。
スバルWRX STIは、元々インプレッサのスポーツモデルとして存在していた。WRC(世界ラリー選手権)でシリーズチャンピオンを獲得するなど、スバルを代表するスポーツセダンだった。その後、このモデルからインプレッサの名が外されWRXという独立した車名とある。WRXとなった現在も、モータースポーツとの関係は深く、WRX STIはニュルブルクリンク24時間耐久レースでクラス優勝を果たしている。WRX STIは、モータースポーツを通じで、その走りの質を磨き上げているモデルと言っていい。
現行スバルWRX STIがデビューしたのは2014年8月。コンセプトを「Pure Power in Your Control」とし、スポーツセダンとしての「絶対的な速さ」と「クルマを操ることの愉しさ」をさらに高次元で両立することを目指した。
搭載されたエンジンは、もはや熟成の域に達した名機EJ20。水平対向4気筒ターボで、308ps&422Nmという出力を誇った。
プラットフォーム(車台)は、インプレッサのものをベースとしながらも大幅に改良。ハイパワーエンジンの実力をシッカリと受け止めるボディが開発された。
サスペンションは、専用倒立式フロントストラットサスペンションを採用。タイプSには、ビルシュタイン製ダンパーが採用された。さらに、アルミ鍛造製フロントロアアームやブレンボ製ブレーキなどを装備した。
AWDには、マルチモードDCCD[ドライバーズコントロールセンターデフ]方式が採用され、ドライバーの好みやシチュエーションに合わせたセッティングが可能となっている。ミッションは、強化されたショートストロークの6速MTが組み合わされた。
これほどの装備を得たスバル WRX STIの価格は3,790,800円。これは、かなり優れたコストパフォーマンスで、多くのファンに支持された。
■新電子制御マルチモードDCCDで、より切れ味鋭いハンドリング性能へ
スバルWRX STIの大幅改良では、多くの新開発パーツが投入された。WRX STIの大きなウリのひとつであるマルチモードDCCDが一新され電子制御マルチモードDCCDへ変更されている。センターデフの締結力を緻密にコントロール、さらに他の機能と合わせ一段と優れた回頭性能を誇るようになった。
また、新開発ブレンボ製18インチベンチレーテッドディスクブレーキ、新開発19インチアルミホイール&タイヤを採用。電子制御マルチモードDCCDによる回頭性能の向上と合わせ、コーナリングの限界性能を向上している。WRX STIは元々ステアリング操作に対する反応速度の早いコーナーリングマシン的走りが特徴。今回の改良では、さらに切れのある走りとなっていることが分かる。
DCCDが変更されれば、当然サスペンションのセッティングも変更されている。設定の最適化等で優れた操縦安定性とフラットな乗り心地を両立した。
■スバル初となる電動式レカロ製シートも用意/h2>
WRX STIの外観デザインも少々変更されている。 新デザインフロントバンパーが採用された。左右のエアダクト部分がより大きく強調されたデザインに変更せており、より精悍でスポーティなフェイスとなっている。
また、ステアリング連動ヘッドランプやドライバーの前方確認をサポートするフロントビューモニターが装備され安全性能もやや向上している。しかしMT車ということもあり、歩行者検知式自動ブレーキ関連の先進予防安全装備アイサイトは装備されていない。
また、走行性を誇るクルマながら、アウトドアライフをより充実させるルーフキャリアブラケットを採用するなどし、実用性面も強化された。
そして、より走りの質を追求したWRX STIタイプSには、スバル初となる電動調整式レカロ製フロントシートがオプション設定された。レカロにビルシュタイン、ブレンボとクルマ好きのハートをくすぐるパーツ類が満載だ。
■ SGPを採用した新型WRXを待つのか? 熟成された現行車か? 悩ましくも楽しい選択が求められる?
そして、大幅改良されたスバルWRX STIの価格は3,866,400円、タイプSは4,060,800円となった。標準車は、約8万円のアップしたが、逆にタイプSは装備などの変更が行われ約5万円安の価格となった。
スバルWRX STIは、スポーツカーとして非常に高いコストパフォーマンスを誇る。AWDで300psオーバー、ブレンボのブレーキなどが装備されていることを考えると貴重な存在だ。
標準車とタイプSのどちらを選択するかだが、やはりお勧めはタイプSだ。ビルシュタイン製ダンパーと19インチホイールの組み合わせは、やはり魅力的だ。これらの装備で約20万円アップするが、価格アップに見合うものといえる。WRX STIのリセールバリューは、なかなか高いので短期で乗り換える場合でもメリットはある。
強いて悩みどころといえるのは、最新のインプレッサが新世代のプラットフォームであるSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)に進化した。非常に優れたパフォーマンスをもつプラットフォームなので、いずれこのプラットフォームを搭載したWRX STIが劇的な進化をするのは確実。
今、買うのか? しばらく待つのか? 難しいが楽しい悩みになりそうだ。
■スバルWRX STI主な改良内容
■ デザイン
<エクステリア>
・ 新デザインフロントバンパー
・ 19インチアルミホイール(ダークガンメタリック塗装)&245/35R19タイヤ
<インテリア>
・ インパネ加飾パネル&ドアスイッチパネル(ハイグロスブラック)
・ 運転席&助手席8ウェイパワーシート付RECAROフロントシート
(レッドステッチ+レッドアクセント+STIロゴ入り)
・ レッドカラーシートベルト
・ マルチファンクションディスプレイ(高精彩9インチ大型カラー液晶)
・ ディーラー装着オプションで、8インチサイズナビゲーションを設定
■ メカニズム
・ 新電子制御マルチモードDCCD
・ brembo製18インチベンチレーテッドディスクブレーキ
ドリルドディスクローター&モノブロック対向6ポット/2ポッドキャリパー(イエロー塗装、STIロゴ入り)
・ サスペンション設定最適化
■ 安全性・実用性
・ LED2灯ハイ&ロービームランプ+ステアリング連動ヘッドランプ
・ フロントビューモニター
・ ルーフキャリアブラケット
■スバルWRX STI価格/ボディカラー
■スバルWRX STI価格
・WRX STI 3,866,400円
・WRX STI Type S 4,060,800円
■WRX STIボディカラー
アイスシルバー・メタリック、クリスタルホワイト・パール、ダークグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、ピュアレッド、WRブルー・パール
■スバルWRX STI主要スペック、燃費など
■スバルWRX STI主要諸元諸元、燃費など
グレード WRX STI 「WRX STI Type S」
全長/全幅/全高(mm) 4595/1795/1475
ホイールベース(mm) 2650
エンジン 種類 2.0ℓ DOHC16バルブ デュアルAVCS ツインスクロールターボ
最大出力[ネット][kW(PS)] 227(308)
最大トルク[ネット][N・m(kgf・m)] 422(43.0)
燃費[km/ℓ](JC08モード) 9.4
トランスミッション 6MT
駆動方式 AWD(常時全輪駆動)
サスペンション形式[前/後] ストラット式独立懸架/ダブルウィッシュボーン式独立懸架
タイヤサイズ 245/40R18 「245/35R19」
■スバルWRX STI画像集
【関連記事】
- スバルAWD雪上評価レポート! 徹底的にこだわった多彩なスバルAWDシステムを試す!
- スバルWRX STI新車情報・購入ガイド 実用性の高いセダンでありながら、世界屈指のハンドリングマシンへと進化!
- スバルWRX STI試乗記/評価 安定感あるコーナーリング性能と、伸びのある圧倒的な加速感こそWRX STIの真価
- スバルWRX S4試乗記/評価 機敏だけど、過敏じゃない! 切れ味抜群のハンドリング性能に酔いしれる!
- スバルWRX 新車情報・試乗評価一覧
- 三菱ランサーエボリューションX試乗記・評価 後世に名と技術を残し、スポーツモデルとしての歴史を刻んだランエボが一旦幕引き。ファイナルエディションを試す!
- 三菱ランサーエボリューションX新車情報・購入ガイド 23年の歴史に幕! ファイナルエディション、限定1,000台で予約開始
- ホンダNSX試乗記・評価 コンビニOK! 普段の足としても使える扱いやすさ! 新たな価値を提案するホンダの新世代スーパーカー!
- ホンダNSX新車情報・試乗評価一覧
- プジョー308 GTi by PEUGEOT SPORT(プジョースポール)新車情報・購入ガイド FFで270馬力! プジョーの実力が問われるハイパフォーマンスモデルの実力は?
- BMW M2クーペ新車情報・購入ガイド 小さなボディ+ハイパワーエンジンを搭載した弾丸コンパクトカー
- アウディTTクーペ/TTロードスター試乗記・評価 先進感タップリのアウディバーチャルコックピット
- 日産GT-R新車情報・試乗評価一覧
この記事に関連するニュース
-
スバルが“新”「スポーツSUV」発表! 上質ブラック内装×精悍ブルー採用! 特別な「フォレスター」385万円
くるまのニュース / 2024年4月11日 11時0分
-
水平対向エンジンを搭載し、負けられない戦いに挑んだスバル「インプレッサWRX-STi」とは
バイクのニュース / 2024年4月10日 13時10分
-
スバル インプレッサ新旧比較 失敗・後悔しないクルマ選び
CORISM / 2024年4月3日 17時17分
-
MT設定もアリの「龍」仕様!? スバル新型「スポーツセダン」公開! 鮮烈ブルーの「WRX 2.4 TATSU」が話題に!? NZで550万円から
くるまのニュース / 2024年4月2日 6時40分
-
まるで新型「WRX STI」!? スバルがMT&大型リアウイング搭載の「スポーツセダン」発売! 豪で約573万円
くるまのニュース / 2024年3月26日 15時10分
ランキング
-
1納豆のタレやワサビなどの余った小袋調味料は、どう処分すればいい? 正しい捨て方と活用法
オールアバウト / 2024年4月23日 20時15分
-
2家のネット回線が遅いです。中継機かメッシュWi-Fiの導入を検討しているのですが、どちらがいいですか?
オールアバウト / 2024年4月23日 21時25分
-
3流行りの調理法も実はNG? 炊飯器が壊れやすくなる使い方5選【家電のプロが解説】
オールアバウト / 2024年4月23日 21時15分
-
4Wi-Fiルーターの寿命ってどれくらい? 買い替えを検討するべきサインはありますか?【専門家が解説】
オールアバウト / 2024年4月22日 21時25分
-
5「しまむらグループ大創業祭」を開催、豊富な商品をお得に - 4月24日よりスタート
マイナビニュース / 2024年4月24日 10時37分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください