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三菱デリカD:5試乗記・評価 唯一無二のオン&オフ万能ミニバン

CORISM / 2019年7月14日 17時12分

三菱デリカD:5

 

大幅マイナーチェンジで大幅商品力を向上した新型デリカD:5


三菱デリカD:5もっともアウトドアシーンが似合う多人数乗車のミニバン三菱デリカD:5である。他のミニバンと違い、主役はSV並みのタフな走破性能を誇る4WDモデルだ。

しかも、ガソリンエンジン搭載車ではなくディーゼルターボを主役の座に据えた。現行の5代目は2007年のデビューだが、今なお基本性能は高い。そこで2019年の春、デリカD:5のディーゼルターボ搭載車は、大がかりなマイナーチェンジを断行している。フロントマスクとリアまわりのデザインを変え、インテリアも化粧直しを行った。

 



 

標準車とアーバンギア、ふたつの顔をもつデリカD:5


三菱デリカD:5新型三菱デリカD:5のラインアップは、標準仕様と新設定のアーバンギアの2タイプだ。押しの強い顔立ちになり、インテリアはデザインを一新するとともに質感も高めている。

インパネなどにはソフトパッドを採用し、木目調パネルやステッチで見栄えのよさを演出した。また、10.1インチの大画面ナビシステムをディーラーオプションで用意している。

 

大幅な変更が加えられて4N14型クリーンディーゼルエンジン


三菱デリカD:5新型三菱デリカD:5のエンジンは、4N14の型式を持つ2267ccのコモンレール式直列4気筒DOHC直噴ディーゼルインタークーラーターボだ。従来型と型式は同じだが、2022年から施行される排ガス規制を乗り切るために燃焼室まで変え、燃料噴射のインジェクターも最新型とした。

また、排ガスを浄化するために尿素SCRシステムも採用するなど、モデルチェンジといえるくらい手を入れている。アドブルーと呼ぶ尿素タンクをリアエンドの床下に設置したため、最低地上高は185mmとなった。

4N14型直噴ディーゼルターボは、最高出力107kW(145ps)/3500rpm、最大トルク380N・m(38,7kg-m)/2000rpmを発生する。トランスミッションは最新の8速ATだ。マニュアルモードに加え、パドルシフトも装備した。新世代ディーゼルは最高出力こそ3ps減っているが、最大トルクは20N・mも増強されている。性能的には4Lのガソリンエンジンに近い。

三菱デリカD:5

 



 

静粛性の高いキャビン。新8速ATの組み合わせでスムースさ抜群


三菱デリカD:5従来型のデリカD:5と比べると滑らかさが際立ち、ディーゼル特有の尖った音色も上手に抑え込んでいる。ボンネットを開けて音を聴くと意外に大きいことが分かるが、遮音材や吸音材をふんだんに使っているため、キャビンにいると静かだ。

走行中も尖った音が入ってこないし、音色も少しよくなったように感じた。アクセルを踏み込むと低回転からトルクがモリモリとわき出し、2トンに近い重量ボディを苦もなく加速させる。8速ATの効果は絶大だ。力強い加速を見せ、追い越し加速も力強い。混んだ街中の走りも余裕でこなす。

ワイドレシオになった8速ATは滑らかにギアがつながり、高速クルージングでは回転数を低く抑えていた。100km/h巡航はおよそ1550回転だ。従来の6速ATより300回転くらい低いから静粛性も大きく向上している。フロアやルーフに遮音材をおごり、エンジンルームにも防音材を多用したからキャビンは驚くほど静かになった。

三菱デリカD:5

 



 

SUV顔負けの走破性を誇る4WD


三菱デリカD:5新型三菱デリカD:5の4WDシステムは、4輪接地荷重や制動力配分、4輪スリップなどを統合制御する三菱自慢の「AWC」技術を盛り込んだ電子制御4WDだ。前後駆動力配分のパラメーターには、舵角に加え、ヨーレート制御を追加した。オートモードも適切な駆動力配分を行ってくれる。

雪道で4WDロックモードを選んでみたが、SUV顔負けの走破性能を見せつけた。最低地上高は減っているが、荒れた路面を走っても無理なく走りきることができる。

 

驚くほど良くなった乗り心地


三菱デリカD:5箱根の山岳路では冴えたフットワークを見せ、快適性も大きく向上していた。新たに採用されたデュアルピニオン式のパワーステアリングは操舵応答性に優れ、路面からのインフォメーションも分かりやすい。

改良されたサスペンションと相まって、舵の利きがよくなっているから、狙ったラインに乗せやすい。ロールは許すが、クルマの動きは滑らかだ。8速ATの採用も功を奏し、気持ちよくワインディングロードを駆け抜けることができる。乗り心地も驚くほどよくなった。ハードブレーキング時の制動安定性も合格レベルだ。

三菱デリカD:5だが、新型デリカD:5基本設計が古いため、ちょっと残念なところもある。シートは2列目までは快適だが、3列目は乗り心地が今一歩。また、シートを跳ね上げる作業は従来型と同じように重く、慣れないと手間取るだろう。USB接続のソケットは前席に装備されたが、これは2列目と3列目にも拡大採用してほしいところだ。

いくつか不満はあるが、大きく進化していることは疑う余地もない。高速道路から悪路、雪道まで、走りを楽しめる万能ミニバンが新しいデリカD:5だ。

<レポート:片岡英明>

 


新型三菱デリカD:5予定価格


■デリカD:5

三菱デリカD:5M 3,842,640円

G 3,942,000円

G-Power Package 4,082,400円

P 4,216,320円

■デリカD:5 アーバンギア

G 4,067,280円

G-Power Package 4,207,680円

 

新型三菱デリカD:5燃費、ボディサイズなどスペック


三菱デリカD:5ボディサイズ 全長 4,800×全幅 1,795×全高1,875mm

ホイールベース  2,850mm

最小回転半径 5.6m

エンジン 4N14型 直列4気筒DOHCインタークーラーターボディーゼル

排気量 2,267cc

最高出力 107kW(145ps)/3,500rpm

最大トルク 380Nm/38.7kgf・m/2,000rpm

三菱デリカD:5三菱デリカD:5トランスミッション  8速AT

駆動方式  4WD

JC08モード燃費 13.6km/L

WLTCモード燃費 12.6㎞/L

乗車定員  7~8人

車両重量  1,930~1,960kg

サスペンション形式 F:マクファーソンストラット R:マルチリンク

タイヤサイズ 255/55R18



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