太りやすい体質チェック表付き 夏太り対策! 漢方の知恵で痩せ体質に

CREA WEB / 2019年7月17日 17時0分

体形キープのコツは
タイプ別に対策を


 暑さでぐったり、食欲もいまひとつ。もしかして痩せるかも? と少し期待をしてみるけれど……。

「以前は、夏痩せで悩んでいる人が多かったのですが、最近は、逆に夏太りする人が増えています。

 そんなに食べていないのに太るという方の話を聞くと、通常の食事の量が減っていても、アイスクリームやゼリー、炭酸飲料水など喉越しのいいものばかりとっているようです。

 栄養バランスの偏りから、太りやすくなっているのです」

 と話すのは、東洋と西洋の両医学からのアプローチで診療にあたる木村容子先生。

 熱中症予防で、暑いからといって動かないようにしている人も多いので、動かないから太りやすいのだとも。さらに、漢方の考え方では、太りやすい体質の人もいるという。

「漢方では、それぞれの方の総合的な体質を重視して治療をしますが、太りやすい体質も、同じです。太りやすい人の基本の体質は、食毒タイプ、瘀血タイプ、水毒タイプに分けられ、それぞれのダイエット方法も異なります」

 自分がどのタイプなのかは、【Check!】を参考に。

【Check!】
太りやすい体質!?
3つの体質のなかで当てはまるのは?

●食毒タイプ

□ 食べるのが早い
□ 便秘しやすい
□ 一食くらい抜いても大丈夫
□ 肉料理が多い

●瘀血(おけつ)タイプ

□ 手足が冷えやすい
□ 肩こりがひどい
□ 目の下にくまができやすい
□ ストレスを感じることが多い

●水毒タイプ

□ むくみやすい
□ 水分をとるとお腹がぽちゃぽちゃ音がする
□ 胃もたれしやすい
□ 喉がかわきやすい

 3つの体質のなかでそれぞれ当てはまる項目数が多いのが、あなたの体質に近いもの。体質に合わせて生活を見直し、痩せやすい体に!

3つの体質に合わせた対処法


●食毒タイプ

「食毒タイプは、余分なエネルギーが体内に溜まっていくタイプで、いわゆる食べ過ぎ。毎日摂るエネルギーが使いきれずに脂肪となって溜まります。

 まずは、食事を腹八分目に。患者さんが取り入れやすかった方法は、食事を食べるときに10等分して、そのうち2割を残す方法。

 主食は、雑穀や玄米食、パン好きな人は、全粒粉などの嚙み応えのあるもので満足感を得られ、食べ過ぎを防げました」

 このタイプは、日常生活での運動量を増やすことも大切だという。階段を上る、電車やバスを一駅ぶん歩くなど、こまめに動きたい。

●瘀血(おけつ)タイプ

「瘀血タイプの人は、体を温めることがダイエットの基本になります。血液は、酸素や栄養を運んで体温を維持し、老廃物も回収してくれます。手足が冷たいと血液の巡りも滞り、栄養成分が体全体に行き渡りません。

 結果、代謝が滞り、老廃物が蓄積して太ることになります。入浴は、シャワーですませず、湯船で温まりましょう」

 さらにストレッチで筋肉を伸ばし、手足の末端まで血液を巡らせるように。体の代謝を高めるので、朝食もきちんと食べること。

「特にたんぱく質は、体を温めてくれるので積極的に摂りましょう」

 また、自律神経の働きを乱すストレスフルな生活も、血行が悪くなり太る原因ともなるので、上手にストレス発散を。

●水毒タイプ

「水毒タイプは、体内の水はけが悪い人で、むくみやすく、疲れやすいタイプです。胃腸が弱い人に多く、食べ物や飲み物をうまく消化できないことが原因と考えられます。

 まずは、胃腸を丈夫にして、体内の余分な水分を出せる水はけのいい体にすることです」

 冷え性の人は、瘀血タイプと同じように体を温めることが大切だという。ただ食事は、胃腸に負担をかけないようにたんぱく質を摂る工夫を。脂肪分の少ないささみなどを利用したい。

 運動は、疲れない程度の軽いものから始めてみてほしいとのこと。

「30代はまだ体のエネルギーが充実していますので、無理が利きます。漢方では、歳が節目の年齢となるので、以前より痩せにくくなった、と少しでも変化を感じたら、ちょこちょこメンテナンスをして体形をキープしていくことが、体調を整えることにもつながります」

●教えてくれたのは……
木村容子(きむら ようこ)先生

内科・漢方専門医/指導医。東京女子医科大学准教授、東洋医学研究所所長代行。医学博士。お茶の水女子大卒業後、中央官庁入省、オックスフォード大学大学院留学中に漢方に出合い、帰国後退職。東海大学医学部に学士入学。2002年より東京女子医科大学東洋医学研究所勤務。漢方の知恵を活かした「ポジティブ・エイジング」を提唱している。

Text=Kaoko Saga(Lasant)

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