【沖縄】石垣島に奇跡のように息づく 珠玉のモノ作りを訪ねる

CREA WEB / 2021年2月10日 13時0分

 手作りの伝統が息づいている八重山諸島。もうひとつの沖縄の魅力に出合える幸せ。


石垣島の北端にそびえる絶景スポット、平久保崎灯台。青い海と雄大な自然の風景は、いつまでも眺めていたくなるほど感動的。

石垣島

那覇空港から飛行機で約1時間。羽田、成田、中部、関西、福岡の各空港から直行便あり。約1時間50分~2時間50分。

島の太陽と風に育まれた 手工芸の美しさに心打たれる

◆【石垣島・白保】やちむん館工房 紗夢紗蘿


南の島の濃密な木々が生い茂る森の中で、静かに民具作りの伝統を受け継ぐ工房。

 南ぬ島石垣空港のほど近く。樹齢数百年というガジュマルが枝を広げ、鬱蒼と草木が茂る白保の森に、古くからの民具作りの伝統を守り続ける場所がある。「やちむん館工房 紗夢紗蘿」だ。


工房のシンボル、樹齢数百年という千本足のガジュマル。

 主宰するのは、池原美智子さん。縁あって民藝の世界に入り、約40年。昔ながらの技法を受け継ぎ、素朴な手作りの品々は、唯一無二の美しさに溢れている。


干したクバの葉を手にする池原さん。

 民具作りは、まさに1年がかりだ。まずは、材料となる草木を育てるところから始まる。紗夢紗蘿で使用する素材は、基本的に工房の周囲を包む森の恵み。月桃、クバ、アダン、さまざまな木の実……、土地が育む草木を刈り取り、干し、そして糸を綯う。


民具作りを支える、丹念な熟練の手仕事。

 さらに、数多の工程を経て、ようやくひとつの作品が完成。“あんつく(網袋)”をはじめとして、そこに凝縮した手仕事の貴重さに思いを馳せれば、民具のひとつひとつが、さらに愛おしくなるだろう。


手作りならではの美しさに溢れた民具、月桃のあんつく(網袋) 20,000円(やちむん館工房 紗夢紗蘿)

 なお、趣ある木造の工房には、ギャラリーショップを併設。


木造のギャラリーショップ。

与那国島に陶房を開く山口晋平さんの器 2,300円~、竹富島・アトリエ五香屋の箸置き 1,200円。

大人気! 石垣島・南島焼のロリマーさんの茶器。急須 5,000円、湯呑各 1,500円。

 工房で作られた編み籠、箒などのほか、八重山諸島で活躍している作家さんの器などがぎっしりと並び、大きなものでは、月桃で編んだ直径約2メートルの円座(丸いゴザ)も。編み上げるのに数か月はかかるという労作だ。



秋になると赤い実がなる月桃。それを干したザルのなかでは、ネコがお昼寝。

 石垣島に奇跡のように息づく珠玉のモノ作り。それに触れるのも、この島を旅する贅沢なのだ。

やちむん館工房 紗夢紗蘿

所在地 沖縄県石垣市白保1960-15
電話番号 0980-86-8960
営業時間 10:00~17:00 ※予約制

石垣島は、実は手芸の聖地でもあった!?

◆【石垣島・大川】てしごとや


店内に雑貨がぎっしり。

 手芸好きにたまらないアトリエ&ショップといえば、石垣島中心街の路地に佇む「てしごとや」。

 小さなお店の奥で、水上恵介さん・有紀さんがミシンを駆使して作る雑貨は、どれも“てしごと感”いっぱい!


水上有紀さん。

 また、石垣島などで創作に勤しむ作家の作品も取り扱い、ミシンが苦手ですべて手縫いのhama子さん、キュートな人魚モチーフで大人気のpansy+pansy62さんをはじめ、眺めているだけで心が和み、微笑ましくなるアイテムがずらりと並ぶ。


「てしごとや」の増えて困ってる外来種シリーズ・グリーンイグアナがま口 3,200円、pansy+pansy62さんの人魚ポーチ 3,500円、「narumi」×「てしごとや」コラボがま口 2,000円。

hama子さんのポーチ 2,500円~。

 なお、まさに一期一会の一点モノが多いので、気になったら“即買い”がおすすめだ。


てしごとやの外観。

てしごとや

所在地 沖縄県石垣市大川210-2
電話番号 080-5214-4200
営業時間 11:00~19:00
定休日 不定休

今、いちばん気になる贅沢ダイニング

◆【石垣島・真栄里】ANAインターコンチネンタル石垣リゾート サルティーダ


新棟「クラブインターコンチネンタル」「ベイウィング」が誕生。

 2020年7月に2つの新たな客室棟がオープンし、いっそうラグジュアリーに魅力を増した人気リゾートに、気になるレストランも新登場。


くつろげる店内。

シェフのフランソワさん。

 石垣島の海と大地が育む新鮮な幸をはじめ、各地の上質食材をライブキッチンで豪快に調理。


ライブキッチン。

 特産の石垣牛や高級魚の贅沢な旨みは格別だ。


上から「やんばる鶏のロースト」5,085円、「本日のタパス」3種 2,712円、「アンガス牛トマホーク」1kg 19,210円、「オマール海老」7,684円、「ぐるくん」1尾 1,695円ほか。

石垣珊瑚パパイヤやマンゴーを使ったデザート。

 しかも、素材の味わいをストレートに堪能してほしいと、壼の中で8年間も熟成させたという石垣島の“珠塩”のほか、世界各国の極上塩をテーブルに用意。頂点の満足を体験したいなら、迷わず予約を入れておきたい。

ANAインターコンチネンタル石垣リゾート サルティーダ

所在地 沖縄県石垣市真栄里354-1
電話番号 0980-88-7111
営業時間 12:00~14:30(L.O.)、17:30~21:30(L.O.)
定休日 無休

※掲載の情報は2020年12月現在のものです。
※コロナ禍により、営業時間などが変動する場合もあります。事前に各店へご確認ください。

Text=Shojiro Yano
Photographs=Atsushi Hashimoto

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