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大宮エリーが“風の時代”の生活指南 スピリチュアル旅と聖なるおうち時間

CREA WEB / 2021年7月15日 18時0分


 近年は現代アートの美術家として活躍する大宮エリーさんが、自費出版でネイティブアメリカンの聖地や古神道の聖地など、国内外のスピリットプレイスを撮影した写真集「SHASTA」と「SACRED SPACE」を刊行しました。

 そこで、ご自身が大切にされているスピリチュアルな旅と、おうちでのちょっとした聖なる精神時間について語っていただきました。

 コロナ禍でなかなか旅に出られないなど行動が制限される中、心の整え方の参考になります。


沖縄に住む神人さんに言われたこと

 2020年秋、占星学的に世の中は「風の時代」になりました。

 たしかに、多くの人が、お金や権力や組織など古い体質のもの、形のあるものよりも、精神的なものや、信頼、愛情、情報など、目に見えないものをより大事にし、シェアするようになったような気がします。

 私がスピリチュアルな旅に惹かれたのは2012年のこと。TBSのクイズ番組「世界ふしぎ発見!」がきっかけでした。

 神人(かみんちゅう=シャーマン)の方々が多く住まわれている沖縄の聖地・久高島をテーマにしたクイズで、パーフェクト賞をとったことがご縁です。

 久高島に行ったことがないのに全問正解しました。司会の草野仁さんに「なにかご縁を感じるので自分で久高島に行って確かめてきます」と宣言しました。

 久高島にはいにしえから、シャーマンの方、神人さんがたくさん住んでいたそうです。

 今ではもう、過去に神人さんをしていたという方ばかりになってしまったとも聞きますが、現在も現役の方がいるとかいないとか。

 以前、沖縄に住む神人さんに、「あなたは聖なるものを人々にみせられる立場にある。

 だから神様があなたにそういうものを見せている。独り占めするな、シェアしなさい」と言われました。

 風の時代になったのかなと感じるのは、最近、聖地の話をすると多くの人に興味を持たれるからです。

「エリーさんはどこの神社に行ってるんですか?」と普通に聞かれます。まるでおすすめのお持たせやいきつけのカフェを問われるみたいに。

 私、バリバリの理系の東大薬学部出身で、ニューロンとか神経伝達物質など科学の勉強をしていたのに(笑)、いまは神様の存在とか、科学で証明できない、人知を超えた大いなる存在ってあるんだなぁと実感することがあります。

サプリや飲み薬よりも聖地がおすすめです(笑)


 私のいきつけの神社は明治神宮。ご祈願で、笛、太鼓、鈴、踊りをしてもらえるのでおすすめです。

 最近は旅行になかなか行けないので、明治神宮で小さい充電をしています。

 感覚的には携帯でいうところの3%くらいになったらいきます。だって0%になってしまうと充電に時間がかかるようになるから、からっぽになる前にこまめに充電します。

 神社に行ったら、手を合わせて自分の名前や住む場所を言ってから具体的に神様に質問をします。

 その後おみくじを引くといい。おみくじって悩んでいることの答えが書いてあるんですよ。

 行きつけの日帰り温泉なんかがあるように、私は、いきつけの神社を持つようにしています。

 いきつけ神社の探し方としておすすめなのは、感性や気になる気持ちを大切にすること。

 たとえば、目的地に向かっているのに道を間違えたり電車に乗り遅れたりして。

 その結果、間違って行った場所の近くに聖地があったりして。導かれている感じがありますよね。

 サインってあるんですよね。お知らせ。それに気づこうと常にしているかどうか。

 間違えたー! とネガティブに考えずに、「お、これは、サインかな!? 導かれてる!?」と思う方が人生楽しいですよね。


 私にとってスピリチュアルだなぁと思う場所、聖地、とは、肉体的・精神的チャージができるところ。

 土地自体に地球のエネルギーがあったり、宇宙からのエネルギーが降り注いでるんじゃないか! と思うところとか。

 そういうところって、原始的な自然が広がっていたり、もしくは古代の儀式のあとがあったり、今も神社だったり。

 そこではなんとなく身体に反応がある気がします。

 たとえば、過去にこんな経験がありました。運動不足だったのに、アメリカの聖地シャスタではめきめきと力がみなぎって、ガイドを追いぬくほどのスピードで山を登ってしまった。

 また、諏訪大社のとある御柱のたもとにいたら、背中のいたみが、すーっととれたんですよね。うそっ、怖い! って思いました。

 多くの人は働きすぎたり、たくさんの人に会うと疲れて眠くなる。

 そんなときサプリや飲み薬よりも聖地がおすすめです(笑)。

 無駄と思えることが一番重要だったりする。

「用がなくても、神様とおしゃべりしに神社にいこう(寄り神社)」

「力貸して!と断ってから、公園とか神社の大木に抱きつこう!」

これは写真じゃなくて聖地にワープできる窓なんです


写真集「SHASTA」より ©Ellie Omiya

 2017年から写真展を開始しました。昨年のタカ・イシイギャラリーでの展覧会「SACRED SPACE」を機に、このことを人に伝えたいと思ったんです。

 そのうち出版社を通じて写真集を出そうと思っていたのですが、コロナだから急いで自費出版で世に出すことにしました。

 実は、この写真集「SHASTA」と「SACRED SPACE」の写真は、写真じゃなくて聖地にワープできる窓なんです。


写真集「SHASTA」より ©Ellie Omiya

 これらの写真を見ると、「眠くなる」とか「心穏やかになる」など言われます。ヒーリング効果があるみたい。

 とある大女優さんが、写真展にきてくださり「ねえ。この黒曜石の写真、待ち受けにしてもいい? ご利益ありそう」と言ってくれました。黒曜石は問題を解決する強い石とされているんですよ。「いいことあった!」だそう。

 聖地は行くだけではなく、写真としてもっているとエネルギー交換をしてくれます。

 コロナなので、海外旅行はなかなか行けないけれど、私も家で写真をみると「こんな場所があるんだなー」とか「いま私は地球の上にいるんだ」という感覚があって、心が涼やかになる。

 そんな風に思ってくれる人が、100人にひとりくらいはいるのではないかとい思い、私の訪れた隠れ聖地スポットをお裾分けしたいと思ってます。

 世界には偉大な自然の場所が、たくさんあるんですねぇ。


写真集「SACRED SPACE」より ©Ellie Omiya

 写真集の中で自分が気になるカットに心を傾けるという観方がいいと思います。

「水って大事」「石はすごい」「木が気になる」と観る人によって、感じることが変わると思います。あとそこにヒントがあるというか。

木が気になった人が大きな木に抱きついてみよう


写真集「SACRED SPACE」より ©Ellie Omiya

 この写真たちはみなさんにその人のためのメッセージを投げかけていると思うんです。そのメッセージを感じ取ってもらうための窓です。だから私からは言葉は書いていません。

 その聖地の場所、情報のみです。聖地からのメッセージはみなさんがそのままダイレクトに写真から受け取ってもらえたら。

 木がなんだか気になる、と思ったとする。じゃあ、近くの公園に行ってみようかな? 大きな木に抱きついてみようかな? となる。そういうヒントが行動につながっていくのがいい流れなんです。そのためのきっかけです、この写真集は。

 みどりが気になれば、公園の芝生の上に寝っ転がったりしてもいい、そうするとそこでまた何かが見つかるという。つながっていくんですね。

 木がもりもりしている神社の境内でフワーっとするのもいいですよ。よく顔をみせる子供がかわいいと感じるのと同じで、氏神様もよくみる顔は覚えてくれる。神様と仲良くなっておいて悪いことないですよね。

 雲のような龍の写真に惹かれるとする。龍がもしかしたらいつも守ってくれているのかもしれない。あの気になる地元の神社は……と調べて見たら、なんと龍神様だった。こうなると面白いですよね。ビンゴ、というか。

 龍神様の祀られる神社だとわかって、きちんとお参りにいく。するとまた、何か起こりそうですよね。気をつけていると。

 石にひかれるなら、神社の石、公園の石に座ってみましょう。名探偵コナンみたいに、自分がどこにいくべきか探ってみると本当に、ちょっと楽しいですよ。

 私がこの間芝生に寝っ転がっていたら、子供が駆け寄ってきて「生きてる?」とつぶやい帰っていったことがありましたが(笑)。

自分の無意識にペンジュラムで聞いています


 聖地で石は拾ってこない方がいいですね。怖いです。私は売っているものにしています。

「なんか今日はチューリップが気になるな」と思って、お花を買うように、家にあったら元気が出そうと感じる石を購入しています。

 かわいい! とか綺麗! とかそんな感覚で。いっしょに暮らす仲間として一期一会で、おうちに招き入れる感覚です。

 石を窓際に置くと、全然違う。部屋に川や山や森はもってこれないけれど、石なら。枯山水じゃないけれど、石のエネルギーで、部屋が森にもなるし、山にも川にもなるんです。

 いやぁ、どうかと思いましたが、2年前教えてもらった「ペンジュラム(ダウジング)」。どうなの!? って思ってたけど最近ふと、やってみたら、できたんです。

 石が先っぽについてて、イエス、ノーを聞くと、答えの方にまわるっていう(笑)。

 こわっ!

 私は、頭の中に意見がいっぱいあってジャッジできないときにペンジュラムに聞きます。

 以前はできなかったけれど、エネルギーが大きくふれる日(夏至・冬至・春分・秋分の日)に急にできるようになりました。

 人は整う日があるんです。

 たとえば、本も映画も若い時につまらなかったものが、大人になってその面白さに気づくことがあるでしょう? 私は映画『ニューシネマパラダイス』がそうだったんですが。

 そんな風に整って、ペンジュラムできるようになりました(笑)。

 いろんなことが下りてくる感覚を遊びのようにカジュアルに楽しむ。

 私は疲れると何を食べていいか、直感が鈍っちゃうことがあるのですが、そんなときペンジュラムで聞いちゃいます。石がくるっと左右どちらかに回って教えてくれるんですよねー。私が食べたいのは、カレーなのかバンバーグなのかステーキなのか(笑)。

 ハンバーグ食べたかったくせに隣の人がカレー食べてて、あれ? カレーかなと混乱した時に、石に聞くと、ハンバーグってでて、でももうカレー食べたくなってるから、何度も、やってみるんですけど、ハンバーグ食べろってでるんですよね(笑)。

 で、石のアドバイスに従いハンバーグにしたら結果、あ、これでよかったなと(笑)。

 ま、遊びです遊び。

 石が友達みたいで楽しい。年をとると人に相談できないことが増えてきませんか? 参っているときにはペンジュラムでもうひとりの無意識の自分と話すというような。

 そうすると体の声を聞くように、自分の無意識のことが分かるようになっていくのかもしれない。

 私の写真集も、石と同じように使ってもらえるといいな。眺めていて何が気になるのかがヒントになります。水なのか、木なのか、空なのか。自分の中の無意識に気付くきかっけに満ちています。

 今は占星学的にいうと風の時代。自分の感覚を信じる時代に入ったと思います。自分の中にいる神様と対話するように、自分はいま何がしたいのか、何が食べたいのか内省すると気分がいいです。

 ドラマチックにすべてを考えたり、意味を見出したりするのが楽しい。もったいない生き方をしないで、意味に耳を傾けましょう。

 失敗したけど意味があるよね、最終的には成功したよねということもある。

 例えば、私は浪人生になったことに意味があると思っています。高校生でも大学生でもないゾーンで1年間過ごした。図書館ですごくマンガを読んだことがいまは財産になっています。

 人生には正解も不正解もないと思います。世の中の枠にとらわれて悩んだり落ち込んだりしない。ただ自然があるのみです。

●写真集「SACRED SPACE」


 長野・諏訪大社4社、洞爺湖、真名井神社ふもとの竹林で撮影した写真集。

 諏訪大社は、人に龍神がいいよと言われて戸隠神社に行く道で間違っ駅で降りちゃったんです。これは間違えたのも何か意味があるのかもと思って「この辺に神社がありますか」と聞いたら長野諏訪大社があると言われ、急遽行先を諏訪大社に変えたのです。

 そこで撮影した写真を写真集にしました。

●写真集「SHASTA」


 アメリカのネイティブアメリカンの聖地「シャスタ」にて撮影。シャスタはクリスタルガイザーの採水地としても知られています。

 笑いながら3歳くらいの気持ちに戻って走り回り、湧き水に顔をどぼんをつけてごくごく飲みました。生きるってこういうことなんだと初めてわかった場所です。

 この写真集は、無意識の感覚を呼び覚まし、自分のシナリオをつむぐガイドブックです。

写真集「SACRED SPACE」「SHASTA」

各4,500円
各72ページ
https://ellie-office.shop-pro.jp/

構成=CREA編集部
撮影=深野未希

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