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【10月16、17日】週末何しよう? 翌週が楽しくなる週末の過ごし方5選

CREA WEB / 2021年10月14日 20時0分

 興味あることは沢山あるけど、「To Do List」じゃ重すぎる、スローなウィークエンドにしてほしい。そんなあなたのために、ゆるーい週末の過ごし方ガイドをCREA編集部が5つピックアップしてみました。

 もちろん、今週末は部屋でゆっくり寝て過ごしちゃう、なんてのもOK。だって、週末はまた来週もやってくるんだから。


①映画『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』


©2019 Reiner Holzemer Film ‒ RTBF ‒ Aminata Productions

 公の場に一切登場しない、撮影・対面インタビューにも応じない。型破りでエレガント、今も大きな影響力を持つ天才デザイナー、マルタン・マルジェラがついにカメラの前で語ったドキュメンタリー映画。
 
「メゾン マルタン マルジェラ」のことをはじめて認識したのは、中高生のとき。町田康さんのエッセイで、確か「豚足のようなブーツ」として登場し、「豚足のようなブーツって一体……?」と、調べたことがきっかけです。

 近所の小さな書店でその豚足のようなブーツや、コレクションのルックをはじめてみた衝撃ったら。もちろん学生のときにはそんな高価なアイテムは買えないので、指をくわえて見ているだけでしたが、財布に帰りの交通費しか入ってないのに恵比寿にあるフラッグショップにはよく通ったものです。迷惑すぎる客ですね。店員さん、ごめんなさい。

 マルジェラの声を聴いた瞬間、はじめて足袋ブーツを見たときの驚き、恵比寿の店に勇気を出して訪れた時の緊張感、何度も何度も雑誌を眺めては憧れのアイテムを切り抜いてノートに貼り付けていた時の気持ちがよみがえってきて、映画開始早々、感情が爆発しそうに!

「ファッションですべてを語れましたか」と問われた彼が「ノー」と一言で返事をするシーンは、ファッション界への復活を匂わせているように思えました。私の壮大な勘違いかもしれないけれど、社会人になってやっと手に入れた足袋ブーツを愛でながらゆっくり待とうと思います。

『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』

監督・脚本・撮影:ライナー・ホルツェマー
撮影:トゥーン・イレハム

アップリンク吉祥寺ほか全国公開中
https://www.uplink.co.jp/margiela/

②「ゴールデン・ステート・キラーを追え I'll Be Gone in the Dark」


©2021 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.

 カリフォルニア州を震撼させた連続殺人・強盗事件の犯人を、作家が独自の捜査により追い詰めていくドキュメンタリー。

「自分がテレビ番組『セブンルール』に出演することになったらどうしよう? 自分にはどんなルールがあるかな?」と謎の妄想をするときがあるのですが(皆さんもありますよね?)、その際には必ず「村井理子さんが翻訳した本を買う」というルールをあげるようにしています(脳内で勝手に)。他のルールは「週一回餃子を食べる」とか「三四郎のラジオを聴く」とかしょうもないものばかりです、はい。

 この「ゴールデン・ステート・キラーを追え I'll Be Gone in the Dark」は、村井さんが翻訳している『黄金州の殺人鬼――凶悪犯を追いつめた執念の捜査録』が元になっている、ドキュメンタリー。

 このような殺人鬼がなぜ生まれたのか、犯人はどんな人物なのかといった謎解きの要素はもちろんあるのですが、このドキュメンタリーの目玉は、事件の経緯と真相を執念ともいえるパワーで追い求める作家、ミシェル・マクナマラ。道半ばで急死してしまう彼女の魂にこれでもかとまで迫る、作品になっています。

 興味を持った方はぜひ、このドキュメンタリーと合わせて、書籍の方も読んでみてください。

『ゴールデン・ステート・キラーを追え I'll Be Gone in the Dark』

U-NEXTにて配信中
https://video.unext.jp/

③ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」


 アメリカの現代美術を代表するアーティストであるロニ・ホーンの個展。

 写真、彫刻、ドローイングといった多岐にわたる手法で表現を続ける作家の活動の軌跡を紹介してくれます。会場のポーラ美術館の「森の遊歩道」には、近年の代表作であるガラスの彫刻を展示。

 膨大な時間をかけて製作したであろうガラスの塊を見ていると、時を忘れることができるはず。作家がアイスランドで見たであろう風景と、箱根の森がつながっていくような感覚を覚えます。

 シンプルだからこそ、自由な解釈をゆだねられているロニ・ホーンの作品。鑑賞後、日帰り温泉の湯船につかりながら作品に思いを馳せる時間もいいものです。

ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?

会場 ポーラ美術館
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285 ポーラ美術館
会期 2021年9月18日(土)〜2022年3月30日(水) 
会期中無休
観覧時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
入場料 一般1,800円/65歳以上1,600円/大学・高校生1,300円/中学生以上無料
https://www.polamuseum.or.jp/sp/roni-horn

④HERS web「春巻き100本ノック」


撮影/牧田健太郎

 春巻きって、あまった食材を適当に包んで揚げるだけでおいしいし、あまり失敗しないし、懐の深い食べ物ですよね。春巻きというより、春巻きの皮が優秀なんでしょうか? ひいては小麦粉そのものが偉大ということ? と、春巻きのことを考えると止まらなくなってしまうほど、春巻きが大好きです。

 ただ、あまった食材を適当に揚げるだけといっても、母親歴10年近くにもなると買うものが決まってきてしまって、冷蔵室にあまっている食材もマンネリぎみ。なので、春巻きに新たな魅力を感じなくなってしまっていたのですが、そんなときに発見したのが光文社の女性誌「HERS」のこのサイト。
 
 銀座でワインバーを経営する島田さんが、新鮮な組み合わせを紹介していて春巻きの可能性をがんがん広げてくれます。たまに、これも揚げるの? と驚いてしまうこともあるのですが、試してみるとたしかにおいしい。

 週末に、揚げ物。いかがですか?

HERS web「ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック」

https://hers-web.jp/recommend/post_22911/

⑤『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』


「私の人生はとりとめがなく、いつも行き当たりばったり。先行きは見通せず不安で、どうしようどうしようとバタバタしてきた」と語るフリーライターの著者が、タイトル通り「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?」と、国会議員に尋ねまくった記録です。

 先のことを考えようとすると思考が停止する脳の持ち主で、このまま50代まで生き残れるか不安でしょうがなかった私は、和田さんの文章に惹きこまれ、夢中で読みました。

 政治家の小川淳也氏とのやりとりを進める中で「意見が合わなくても尊重しあう」というスタンスに辿りついた際には、なぜだか涙が……。

 「ソッコー」「ガーン」「ゴムの切れたパンツのようにユルユル」といった言葉を用いながら、リズミカルな文章で心情を綴ったコラムも読みごたえありです。

『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』

和田靜香/著 小川淳也/取材協力
左右社 1,870円
http://sayusha.com/

文=CREA編集部

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