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大ブレイク中! お笑いコンビ錦鯉が 2021年を振り返り&自己採点!

CREA WEB / 2021年12月2日 19時0分

「M-1グランプリ2020」ファイナリストであり、見事今年の「M-1グランプリ2021」の決勝進出を決めた錦鯉のお二人が、CREA WEBに初登場。


 前編は、テレビ出演や漫才協会への加入、初単独ライブ、「M-1」決勝進出……と、ブレイクを果たした2021年のめまぐるしい出来事をプレイバック。さらに、今の芸風に至った経緯やプライベートでの環境変化、新たに生まれた家族の絆など、知られざる側面まで語っていただきました。

 50歳の長谷川雅紀さんと、43歳の渡辺隆さんによる遅咲きのお笑いコンビの生き様。撮影当日、ぎっくり腰を患いながらもおなじみのポーズを披露してくださっているまさのりさんの表情にも注目です!

テレビの指針は「ダウンタウンDX」と「踊る!さんま御殿!!」


――今年一年、本当に大活躍でしたね。まずは2021年を振り返っての自己採点をお伺いできますか?

渡辺 芸人生活で言ったらもう100点満点だよね。スベったこともたくさんあるけど、そういうのは置いといてね。

長谷川 どこに論点をもっていくかによって変わってくるな。何が難しいって、今までで我々はライブしか出ていなかった。今年になって初めてテレビなどのメディアにいろいろ出させていただいて一番たくさんの経験をさせていただいたという面で、今までの芸人生活の中で100点と隆が言っているのはすごく共感できるんですよ。ただテレビに出た時に実力を発揮できたかと言われると……。

渡辺 いいから、バカなんだからはやく点数言えよ。

長谷川 まぁ、60点ですかね。

――それはのびしろがありますね。テレビの世界だと「1年生」と呼ばれる部類になってしまいますもんね。

長谷川 まだわからない部分が多いので、収録終わってから、“やった”“手応えあった”みたいな感覚がわからないんですよ。

渡辺 じゃあ0点でいいんじゃない? 手応えないなら。

長谷川 なんで手応えがないのに60点かというと、一回呼ばれたテレビのお仕事に次も呼ばれることがあるんですよね。僕は、手応えはないんですけど。

――本当にたくさんテレビで出られていましたよね。ダウンタウンさんの番組にも。隆さんは憧れでしたもんね。

 共演させていただけたことは嬉しかったですね。

長谷川 僕が基準にしていたのは、「ダウンタウンDX」と「踊る!さんま御殿!!」。この2番組は、テレビに出始めた芸人がよく言っている、売れる指針なんですよ。それに僕らも出させてもらえて。

――ある程度の番組は1周していると思いますが、まだ出演が叶っていない番組はありますか?

長谷川 「徹子の部屋」です。僕が子供の頃から憧れていた番組って、僕らがあまりにもテレビに出るのに時間がかかったために、次々終わってしまったんですよ。「徹子の部屋」は長寿番組なのでいつか出たいですね。

今年のショーレースの特徴は「ユニット勢の多さ」


――今年一番嬉しかったことは何でしたか?

長谷川 街ナカで顔をさされるようになったことですね。マスクして帽子を被っていても気づかれますから。恥ずかしい反面、嬉しいですね。

渡辺 僕はまだ気づかれることはないですね。バイトをしなくてすむようになったとか変化はいろいろありますが、最近でいうと今年も「M-1」準決勝に進めたことかな。(※取材は準決勝進出を決めた直後に行われました)

――改めて準決勝進出おめでとうございます! 現在の心境はいかがですか?

渡辺 決勝まで行きたいというところですかね。

――昨年に引き続きコロナ禍での「M-1」ですが、今年の「M-1」のムードは昨年と違いますか?

渡辺 あまり分析とかできるタイプではないので、僕らは(笑)。

長谷川 でも、おいでやすこがの影響か、ユニットでの出場者が多かったですね。あの人とあの人が組んでやってるんだとか、他事務所同士だとか、コンビに1人足して3人とか。

――現状ユニットでの参加者は準決勝に名前はなかったですよね。

長谷川・渡辺 今回は、残らなかったですね。

――そういえば「キングオブコント2021」も即席ユニットでの参加が認められたものの、決勝には残らなかったですよね。

渡辺 ユニット勢は落ちましたね。

長谷川 だからこそ、お笑いの難しさというか、奥深さを感じますよね、改めて。

漫才協会加入、初単独ライブで得た気づき


――今年もなかなか客前でライブができる状況ではなかったですよね。ネタの反応をみるのは難しかったのでは?

渡辺 ネタをやる機会は本当に少なかったですね。

長谷川 通常のライブにはなかなか出られなくて、主にネタを披露できたのは地方での会館ライブでした。それと、漫才協会に入っているので浅草東洋館でやるぐらいでしたね。

――漫才協会への加入も今年のトピックですよね。ナイツさんのラジオに出演した際のやりとりがきっかけだと思いますが、もともと興味はあったんでしょうか?

長谷川 東洋館にはこれまでもゲストでよく呼ばれてはいたんですよ。漫才協会へのオファーは過去に何回かあったんですけど、その時は月に20〜30本はライブに出ていたので、漫才協会には未加入のままでした。もちろん興味はあったんですけど。

渡辺 今回の加入は半分ラジオでのノリというところもありました。でも結果よかったです。

長谷川 普段のライブのお客さんは決まった方が多いんですよ。でも、浅草には観光客の方もいるし、そういう意味ではいつもと違う反応が得られたりと、新たな発見がありますね。

――ネタ見せの機会が少ない中ではありますが、結成10年目にして初の単独ライブ「こんにちわ」も今年の10月に開催されましたよね。

長谷川 単独ライブと銘打つのは初めてだったんですけど、二人しか出演しないライブは千川のびーちぶ(Beach V)という、SMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)のお笑い部門の劇場でやっていました。それは毎回新ネタを5本やるライブで。ただ、それを単独ライブとは言っていなかった。ちゃんとした単独ライブとしては、今回が初めてです。

渡辺 その時のお客さんはせいぜい30~40人ぐらいでした。でも、今回初めて正式の単独ライブを開催できて、観に来てくれた方は400人弱。もう10倍ですよね。プラスアルファで配信でも多くの方に視聴していただけて、本当にありがたかったですね。

長谷川 大きくなったなと言う思いがありましたね。50歳にして、ようやくスタートが切れました。

渡辺 感慨深かったですね、コンビを組んで10年経ってやっとここまで来れたんだな……と。池袋HUMAXシネマズという映画館でやったんですけど。初めての単独ライブを映画館でやるんかいとも思いましたけど(笑)。

――会場はどうやって決められたんですか?

渡辺 単独ライブの前に、同じ映画館で『祝50歳 錦鯉長谷川まさのり生誕祭 バカの日』という、雅紀さんの50歳記念のイベントをやったんですよ。そこのもう少し大きい会場が抑えられるということで。そのご縁ですね。ありがたいです。

長谷川 本当にいろんなお客さんが来てくれてうれしかったですね。

“シンプルに笑えるお笑い”の強さ


――メディアの露出も増えたことで、今までのライブの客層との変化はありましたか?

長谷川 今年やった地方での営業や東洋館での出演の際はファミリー層のお客さんが多くて、その時点でいつものライブの客層との違いは感じていたんですけど。

渡辺 単独ライブは、蓋を開けてみたらお子さんから年配の方までいらっしゃって。幅広かったですね。

長谷川 ライブ界隈での今までの客層は、同世代の男性の方が多かったんです。これまではライブしか出ていなかったので、実質僕らのファン層はそこだけだった。でも、テレビで僕らを知っていただけるようになって、幅広い層に興味をもってもらえるようになったんだなと。

――ファン層の幅広さは、国民的人気者である証拠であり、強みですよね! 昨年のM-1で95点をつけた審査員の志らく師匠が「見終わって冷静に考えると、一体我々は何を見せられたのだろうなと。でもお笑いってこういうのでいいんだなと。」と評価していたのが印象的で。最近は巧妙なお笑いが多いですが、錦鯉の漫才を観て、シンプルに笑えるお笑いの強さというのを改めて感じました。

長谷川 そうなんですよ! お子さんもわかる、お年寄りもわかる、普段お笑いライブに行かない人でもわかる。

渡辺 バカもわかる。

長谷川 というお笑いなんですけど、ただ、10代、20代のお笑いにコアな人たちにはウケないという(笑)。

渡辺 そういう層には、なかなかハマらなかったりするよね。

長谷川 あと、10代、20代の女性で、生理的に僕らを受け付けないという人たちもいるんですよ(笑)。もう、僕らって彼女たちにとってお父さん位の年齢だから。お父さんの洗濯物と一緒の洗濯機で洗わないで! みたいな。

――その層を取り入れようとはしてこなかったですか?

長谷川 そこを取り入れなきゃなと思った時期もありますよ。タピオカを飲んでみたり、そういう若者にも伝わるものをネタに入れたほうがいいのかなと思った時期もありましたよ。あとなんでしたっけ、マクビセルシー?とか。

渡辺 セシルマクビーだよ。もうだめじゃねぇかよ。

長谷川 そういうのも覚えなきゃダメなのかなと思ったりもしたんですけど、無理でしたね。ご覧のように。

渡辺 無理無理、いいのいいの、嫌われる層があってもいいの別に。子どもたちが僕たちのことを好きになってくれて、だんだん成長していって嫌いになったら、それは思春期に入ったということ。そしてまた僕らのことを観出してくれたら、思春期が過ぎて大人になったんだと思っていただけたら。

――今のようなシンプルに笑えるお笑いのスタイルは、最初から意識されていましたか?

渡辺 できるかぎり一番バカなネタをつくりたいという思いはありましたね。この人(雅紀さん)よりバカが似合う人はいないんじゃないかなと思って。

長谷川 最初に言われた時はピンとこないというか、わからなかったですけど。

渡辺 なんでだよ。

長谷川 僕は実際にやってみてお客さんの反応を見ないとわからないタイプなんですよ。隆はたぶんシミュレーションができていて、ちゃんと画が浮かぶんですよね。隆に言われた通りにやってみたらちゃんとウケたので、バカでいいんだというのは発見でしたね。

――錦鯉さん世代は、いわゆるダウンダウン世代という印象がありましたが、真逆のスタンスですよね。

渡辺 僕はダウンタウンさんに憧れてお笑いを始めたみたいなもので、今とは違うテイストでした。でも、どこで変えたかっていう明確なものはないんですよ。結局やっていって、お客さんにウケる方をとっていったらこうなったという感じかもしれないですね。

長谷川 僕らはこっちが求められてたってことなんだろうね。

錦鯉

ボケ担当・長谷川雅紀とツッコミ担当・渡辺隆からなるコンビ。2012年結成。「M-1グランプリ2020年」「M-1グランプリ2021年」2年連続ファイナリスト。

文=綿貫大介
写真=佐藤亘

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