岡本翔子の星占い 【山羊座】9月の運勢 「旅は寛容さを教えてくれる」

山羊座

12月22日～1月20日生まれ

Travel teaches toleration.
「旅は寛容さを教えてくれる」

　残暑は続いても、朝晩は秋の気配も漂います。心の窓を開き、新しい風を呼び込みましょう。9月は山羊座にとって楽しいことが待ち受けています。特に旅や海外に関することに、星の恵みがある期間です。

　月初めは少し心がざわつく出来事も。一度は去ったはずの冥王星が、再び山羊座に戻ってくるからです。終わったと思っていた問題が再燃したり、金銭面で当てが外れたりすることも。

　思い通りにいかないことに引っかかっていると、せっかくの幸運期を逃します。それよりも少し遠出をする計画を立ててみる。ホームタウンを離れると開放的になり、いつもとは違う考え方ができるようになります。

　このメッセージは19世紀イギリスの貴族、保守党の党首だったベンジャミン・ディズレーリが残した言葉。確かに人間は旅に出ると、寛容にならざるを得なくなります。枕が変わり寝つきが悪くなったり、いつも飲んでいる銘柄の紅茶が飲めなくても、それに代わるすばらしい経験を旅は与えてくれます。

月末気をつけたいこと

　現在の仕事にもよい変化があります。学習意欲が高まるので、仕事に役立つ勉強を始めるのにもよい時期です。また資格検定などを調べて、医療・心理・介護、また食・料理系の資格取得をめざすのもおすすめです。月末は女性上司を敵に回さないように。

　人間関係にも微妙な変化があります。より親しくなる人と疎遠になっていく人とが、自然に分かれる季節です。パートナーとのすれ違いを感じる人は、ここで一度、関係を解消するよいチャンスなのかも。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の山羊座を運行するのは9月12日（木）昼前～9月14日（土）夕方まで。目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子（おかもと しょうこ）

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

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文＝岡本翔子
イラストレーション＝INEMOUSE