好調のNHKにあやかりたい!? 民放で重宝される‟朝ドラ"俳優たち

日刊サイゾー / 2012年7月18日 8時0分

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 NHK朝ドラ『ゲゲゲの女房』で幅広いファン層を獲得した向井理と、同じく朝ドラ『カーネーション』での演技が絶賛された尾野真千子の共演ということで話題になっている、医療モノの新ドラマ『サマーレスキュー』(TBS系)。

 初回視聴率は14.7%とまずまずの好発進だったが、評判自体は「設定に無理がありすぎる」「脚本が悪い」など、あまり芳しくない。

 また、前クールドラマ『クレオパトラな女たち』(日本テレビ系)には、『カーネーション』の周防龍一役で、たった2週間の出演で女性たちの心をわしづかみにしてしまった綾野剛が出演していたが、ドラマは8話で打ち切り。綾野のせいではないものの、なんとなく不運な巡り合わせになっている。

 さらに、『カーネーション』人気の影響から、その後大いに出番を増やしているのは、三女・聡子役を演じた安田美沙子。ヒロインの少女時代を演じた二宮星も、スペシャルドラマ『一休さん』(フジテレビ系)に続き、7月2日から放送されている昼ドラ『ぼくの夏休み』(東海テレビ)に出演中だ。

 それにしても、なぜこんなにもNHK朝ドラの面々が、立て続けに民放ドラマで重用されるのか。ある週刊誌記者は言う。

「話題性狙いで、別のドラマで人気者となった人をキャスティングするというのは昔からよくありますが、近年は例外的に『家政婦のミタ』(日本テレビ系)のようなお化け視聴率番組がまれに現れることもあるものの、ドラマ視聴率がどの局も低迷していますよね。そんな中、NHKの朝ドラも視聴率が落ちているとはいえ、民放ドラマに比べると断然安定した数字を持っていますし、とくに放送開始時間を8時に繰り上げた『ゲゲゲの女房』以降は、好調ですからね。朝ドラで"毎日見続けた顔"というのは、親近感を得られやすいので、民放各局もぜひ欲しいところでしょう」

 また、テレビ関係者は言う。

「今は最初から狙って"朝ドラ"出演者ばかりを集める番組もありますよね。たとえば、向井理が主演していた『ハングリー!』(フジテレビ系)などは、瀧本美織、国仲涼子、宮地真緒というかつての朝ドラヒロインを集めた上に、稲垣吾郎や塚本高史、鈴木砂羽など、朝ドラの過去の出演者なども多数出ていました。現場では"朝ドラドラマ"なんて呼んでた人もいたくらいですから」

 ただし、「朝の顔」として人気者になった俳優の起用には、その役のイメージがついてしまっているだけに、ほかの役を演じる際のリスクもある。

 たとえば、向井理を『ゲゲゲの女房』村井茂のイメージで見ていたファンの中には、役と本人の‟素の顔"とのギャップに失望した人、さらにはバッシングに走った人も少なくない。また、「毎日見た顔」というのは、親しみを持たれる一方で、「飽きられ」やすくもある。

 国民的ドラマで人気者となった俳優の起用が、吉と出るか凶と出るか──。まずは見守りたい。

※画像は日曜劇場『サマーレスキュー~天空の診療所~』(公式サイトより)


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