"3代目相棒"成宮寛貴の評価は上々!? 秋ドラマ初回レビュー(前編)

日刊サイゾー / 2012年10月19日 8時0分

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 10月1日の『連続テレビ小説「純と愛」』(NHK総合)を皮切りに、続々と始まった秋の連続ドラマ。総じて盛り上がりに欠けた印象の夏ドラマとは異なり、今クールはその華やかで豊かなラインナップに、「どれを見ようか」と迷っている人も多いのでは?

 ここでは「秋ドラマ初回レビュー~前編~」と題し、10月1日~10月11日にスタートした12作品をランキング形式で振り返ってみたい。


■トップの『相棒 season11』、3代目相棒・成宮寛貴の評判は?

 まず、初回放送の平均視聴率上位は次のとおり(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

1位『相棒 season11』(テレビ朝日系)19.9%
2位『連続テレビ小説「純と愛」』(NHK総合)19.8%
3位『ゴーイング マイ ホーム』(フジテレビ系)13.0%
同率3位『結婚しない』(フジテレビ系)13.0%
5位『宮部みゆきミステリー「パーフェクト・ブルー」』(TBS系)9.0%
同率5位『東京全力少女』(日本テレビ系)9.0%

 7位以降は、長澤まさみが主演『高校入試』(フジテレビ系、7.7%)、ピース・綾部が毎週、誰かに毒薬を渡していく一話完結のミステリー『赤川次郎原作 毒<ポイズン>』(日本テレビ系、3.7%)、サイバーエージェントの女性限定掲示板とのコラボドラマ『ガールズトーク~十人のシスターたち~』(テレビ朝日系、2.5%)と続く。

 トップは、初回スペシャルが2時間9分にわたり放送され、3代目相棒の成宮寛貴がついにベールを脱いだ『相棒 season11』。初回は香港を舞台に、新米刑事の享(成宮)と、右京(水谷豊)が偶然出会い、一緒に事件を解決。尚、瞬間最高視聴率は24.4%だった。

 3代目相棒の特徴は、血の気が多く、正義感に溢れ、"絶対音感"を持っている点。そしてなんといっても、細身の服に浮かび上がる細マッチョな肉体美と、プリッとした小尻だろう。新キャストについて『相棒』の熱狂的ファンらは、享の彼女(笛吹悦子)に対して「なんでおばさん? 姉にしか見えないんだけど」と風当たりはすこぶる強いものの、成宮に対しては「及川光博(2代目相棒)より演技に躍動感があっていい!」「初回から、右京との掛け合いもぴったり!!」など、否定的な感想はほとんど見られなかった。

 続いて2位は、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で脚光を浴びた遊川和彦が脚本を手掛ける『連続テレビ小説「純と愛」』。ヒロインは、芸能事務所・トヨタオフィスが矢田亜希子に続きブレイクを狙う女優・夏菜が務める。

 「大きなホテルの社長になる」という夢に向かって奮闘するヒロイン"純"。自己主張が強く、ストレートな性格が見ていて鬱陶しく感じられるため、初回から「面白そうだけど、朝にはきつい」との意見が目立った。

 また、「酒盛りする客室で嘔吐物を処理するシーンは、朝から気分が悪くなった」「朝食の時間帯に、弟がウンコを漏らす回想シーンはないでしょう」と、たびたび登場する汚いシーンに不快を訴える視聴者が続出。過去に、大ヒットドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)で、志田未来にお漏らしをさせたこともある遊川氏の脚本ゆえ、そこは割り切って見るしかないのかもしれない。


■独女はリアルすぎて見てらんない!? 『結婚しない』の破壊力に注意

 3位の『ゴーイング マイ ホーム』は、映画『誰も知らない』や『空気人形』の是枝裕和が監督・脚本を手掛けるホームドラマ。視聴者を飽きさせないためのテレビ的なギミックよりも、質感や空気感を大事にしている作風のため、「映画のようなゆったりとした雰囲気が心地いい」という意見の一方で、「あまりにのほほんとしすぎて、初回の2時間が耐えられなかった」「話がゆっくり進みすぎて飽きた」と感想は真っ二つ。ここまで好き嫌いの分かれる連ドラは、昨今では珍しいといえるだろう。

 主演の阿部寛や、民放ドラマ10年ぶりの宮崎あおいなど豪華キャストも見どころだが、何より連ドラ16年ぶりの山口智子が放つ圧倒的な存在感は健在。「あのスタイルには驚き!」「やっぱ山口智子ってスゴイ!」と、早くも憧れる女性が続出している。

 同率3位の『結婚しない』は、菅野美穂&天海祐希というリアルに"結婚しない女優"によるダブル主演。独身女性の心情をリアルに描いているため、同じ境遇の人にとっては共感と同時に、切ない現実を突きつけられそうだ。

 中でも、菅野演じる独身の"千春"に対し、「35歳過ぎてお互い一人だったら結婚しよう」と約束していた同い年の友人(袴田吉彦)から、「あん時、深く考えてなかったけどさ、俺が35歳になったら、千春も35歳だもんなあ。俺も若い嫁さん見つけないとなあ」と悪気なく失言が浴びせられるシーンは、既婚の視聴者からも「ヒィー! 独身だったらとても見ていられねー!」と悲鳴が上がるほど残酷な瞬間であった。


■武井咲が不意打ちでパンツを下ろす『東京全力少女』

 初回平均9.0%だった『東京全力少女』は、四国から上京した武井咲演じる田舎娘が、下北沢や新宿など東京をあちこち行っては、生き別れた父親や、高校時代の先輩などと偶然出会うドタバタコメディー。

 初回では、渡部篤郎演じる弁護士に「パンツでも売れ」と言われ、武井が足首までパンツを下ろすシーンが登場。とにかく初回は展開が目まぐるしく、このパンツシーンすら見過ごしてしまいそうになるほど。見る者の集中力が試される作品といえるかもしれない。

 23時台の放送で、7.7%を記録した『高校入試』は、大ヒット映画『告白』の原作でおなじみの湊かなえが脚本を手掛ける学園もの。教員同士によるドライな会話が続き、湊かなえらしい"人間臭さのない"不思議な世界観を漂わせていた。また、教師役の長澤まさみについて「地味な衣装が、むしろ色気を際立たせていてエロい!」という男性の圧倒的支持も多数見られた。

 25時29分~というド深夜に放送している『シュガーレス』(日本テレビ系、1.4%)は、EXILE一族による不良学園もの。主演は、HIRO(EXILE)プロデュースのダンス&ボーカルユニット・GENERATIONSの白濱亜嵐が務める。

 EXILE一族による不良学園ドラマといえば、昨年放送され原作ファンの間で物議を醸した『ろくでなしBLUES』(日本テレビ系)が記憶に新しいが、『GTO』(フジテレビ系)のAKIRA(EXILE)しかり、やはりビジュアル的な理由から、不良役に流れる傾向があるのだろうか。だとしたら、EXILE一族の人気に伴い、この国のドラマが不良役だらけになる日も近いかもしれない。


 ほかにも、業界視聴率ナンバー1の呼び声高い『孤独のグルメ Season2』(テレビ東京)、中山優馬主演『Piece』(日本テレビ系)と深夜ドラマのクオリティーも高く、今のところどれもこれも楽しく見られる秋ドラマ。10月後半も、医療もの、探偵もの、キムタクの月9、キョンシーなど、見るっきゃないドラマが目白押し。秋の夜長は連ドラで決まり!(「秋ドラマ初回レビュー~後編~」は10月下旬頃掲載予定)
(文=林タモツ)


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