「“超大物が亡くなった”とだけ……」森光子さん、隠された訃報とマスコミの混乱

日刊サイゾー / 2012年11月25日 16時0分

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 女優、森光子さん(本名・村上美津)が11月10日、肺炎による心不全のため92歳で死去、マスコミがこれを報じたのは公式なリリースを受けた14日のことだったが、舞台裏では一部記者が不謹慎にも闘病中の中村勘三郎の訃報と勘違いする事態があった。

「12日にある芸能関係者から“超大物が亡くなった”ということは聞いたんですが、名前はいくら聞いても“これだけは答えられない”と深刻な表情で断られたんです。この関係者が勘三郎さんとも親しい人だったので、つい……」

 こう打ち明けたのは当のスポーツ紙の記者だが、そこで取材した勘三郎の病状は「非常に良くないものだった」という。勘三郎は今年5月まで半年間続いた平成中村座の公演後に受けた健康診断で、初期の食道ガンが判明。6月、年内の活動予定を白紙にして療養することを発表していた。

「逆に言えば年始には活動再開ができる見込みだったんです。実際、開胸手術も順調で当初は3カ月ほどで退院できる見込みだったそうですが、呼吸不全になるなど容体が急激に悪化、とても退院できる状態ではなくなってしまったということでした。現在も勘三郎さんは必死に回復に努めています」(同)

 訃報はただの勘違いでひと安心となったが、3日後になって判明した森さんの死は記者にとっても「まさか」の事態だった。

「何しろ入院していたのが国内でも指折りのセキュリティで知られる順天堂の最上階VIPルームで、所属も甥が社長を務める親族経営の個人事務所ですから、情報がかなり制限されていました。それに加え、事務所関係者からは休業直後から延々と“元気で復帰も近い”という話ばかり聞かされていたんです」(同)

 私生活をベールに包んでいた森さんだけに知られざる一面もあった。

「表にはしていなかったですが、幼なじみの医師の勧めでクリスチャンとして教会に通っていたんです。その医師も100歳を超える長寿で、森さんと同様にスクワットやでんぐり返しができる人。2人が属する流派の教会に古くから伝わる長寿の秘術を密かに実践しているという話が、信者から聞かれました」(同)

 その教会を取材すると確かに長寿が賛美される独特の教義があることが分かったが、その秘術が何かについては、教会も医師も取材は受けてもらえなかった。

「役を演じることを職業としているので、私生活をあまり公にするのはプロではない」

 そんな森さんの発言を過去のインタビュー記事で見つけたが、そのとおり最期まで私生活に謎を残したところは、さすが大物女優だった。
(文=鈴木雅久)

日刊サイゾー

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