YouTube再生9億回以上! でも……「江南スタイル」PSYがグラミー賞から外されたワケ

日刊サイゾー / 2012年12月11日 9時0分

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 「江南スタイル」でおなじみの韓国人歌手PSYが、アメリカで最も権威と歴史のある音楽賞「グラミー賞」にノミネートされなかったことが話題となっている。米ABCテレビは「誰かがPSYの名前をグラミー賞の候補リストから外した。マドンナと共にダンスを披露し、さまざまな授賞式を盛り上げた韓国人ラッパーの名前を、グラミー賞の受賞候補リストから見つけることができなかった」と伝えた。

  PSYは今年、「江南スタイル」が世界中で大ブレークし、YouTubeの再生回数は間もなく10億回に届こうとしている。本国では「国民的歌手」の地位を不動のものにしたPSYだが、異常なまでの再生回数には「“工作員”やロボットが組織的にクリックボタンを連打し、カウントを稼いでいる」といった疑惑も噴出した。

 加えて反米主義者であることがバレてしまったのも、グラミー賞から外された大きな要因だといわれた。先月、米CNN系列のニュースサイトは「PSYは過激な反米主義者だ」という記事を掲載。過去にリリースした楽曲に米国と米軍を非難し「殺害予告」とも取れる歌詞があったというのだ。そこには「イラクの捕虜を拷問していた、くそいまいましいヤンキーを殺してください。拷問せよと命令した、くそいまいましいヤンキーを殺してください。奴らの母、父、妻、息子を殺してください。痛く、そしてゆっくり、彼ら全員を殺してください」と記されている。

 グラミー賞のノミネートから外れた翌日、PSYは「扇動的で不適切な言葉を使ったことについて、深く後悔しています」「米国国民が私の謝罪を受け入れてくれることを望みます」などと公式に謝罪していたことも明らかになっている。

 だが、現地の音楽マスコミは、PSYの落選はこうした“反米ソング”スキャンダルとは関係がないとみているという。

「PSYは確かにここ1年で、米国でも飛躍的に知名度を上げました。ただし、それはグラミー賞に関係してくるような“音楽家・アーティスト”としてではなく、どちらかというと珍妙なダンスと愛くるしい笑顔を持ったアジアの“コメディアン”としてです。グラミー賞のノミネートに外れたというよりは、もともと議論の俎上にすら載っていないというのが現実でしょう」(現地の事情に詳しい音楽ライター)

 それでも、YouTubeの再生回数だけは、今日も桁外れのスピードで伸び続けている……。

日刊サイゾー

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