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尾上菊之助の挙式で思い出す「染五郎に捨てられた」女優・寺島しのぶの“復讐劇”

日刊サイゾー / 2013年3月7日 13時0分

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芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 歌舞伎俳優の尾上菊之助と、中村吉右衛門の四女・瓔子さんが2月26日に東京・神田明神で挙式したことが報じられたのが、この2人の結婚を聞いて、因縁めいたものを感じた。

 吉右衛門と長年にわたり確執がささやかれているは、彼の実兄である松本幸四郎だが、その幸四郎の長男・市川染五郎と、菊之助の姉で女優の寺島しのぶとの間には、過去に歌舞伎界を揺るがす“破局スキャンダル”があったからだ。

 1990年後半、染五郎が妹で女優の松たか子と共に、歌舞伎界だけではなく、芸能界からも脚光を浴びた頃、6歳年上の元女優との間に“隠し子”がいたことが発覚した。

 その頃、菊之助は当時市川新之助を襲名していた市川海老蔵と、尾上辰之助(現・尾上松緑)の3人で“平成の三之助”と呼ばれ、歌舞伎界のホープとして期待された。その一方で、菊之助と海老蔵は夜な夜な六本木で遊び回っていた。2人が宮沢りえとの仲をウワサされたのも、この頃だった。

 遊び呆けていた菊之助はその後、女優の江角マキコとの結婚がウワサされたが、江角はバツイチ。しかも、11歳も年上ということで、母親で女優の富司純子が結婚に反対したため破局したという。その後、知花くららとの熱愛もウワサされ、デート現場などを目撃されるなど、女性ネタについては事欠かなかった。

 その弟の菊之助とは違って、姉の寺島は染五郎と真剣交際。約6年間、一途に結婚を夢見ていた。ところが03年、染五郎は高校時代の同級生で、資産家令嬢のS子さんと結婚。寺島は「30歳になったら、その人(染五郎)と結婚しようと決めていました。その思いが裏切られたというか……」と悲痛な思いを告白した。

 当時、この“破局スキャンダル”を取材したマスコミ関係者は、寺島の落ち込みように「自殺するのでは?」と心配したほどだ。しかし、寺島は染五郎への思いを断ち切るかのように、映画『赤目四十八龍心中未遂』(03)や『ヴァイブレータ』(同)に出演。それまでのイメージからは想像できない大胆な演技を披露して、関係者を驚かせると同時に、女優として高い評価を得た。“梨園の妻”になることを夢見ていた寺島が、染五郎の裏切りを機に、女優として生きることを決意した証しだろう。筆者には、いわば染五郎への復讐と思えた。

 染五郎との破局がきっかけで、女優として開眼した寺島は、10年に公開された故・若松孝二監督の映画『キャタピラー』で、ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞を受賞。押しも押されもせぬ、演技派女優の地位を確立した。

 その寺島は、弟である菊之助の挙式の際には、07年に結婚したフランス人の夫のローラン・グナシアさんとの間に生まれた長男を披露。菊之助の結婚により、尾上家と中村吉右衛門一家は結束し、松本家との確執はさらに強まるかもしれないが、家族との仲睦まじい姿を見せた貫禄ある寺島を見て、染五郎への復讐劇はすでに終わったようだと感じた。
(文=本多圭)

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