「日本が好きだから」外国人たちの思いに日本の魅力を振り返る『YOUは何しに日本へ?』の多幸感

日刊サイゾー / 2013年3月25日 9時0分

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「青山に行って自転車を買って、自転車で日本のウエストコースト(日本海側)を旅するんだ」

 『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京)は日本の空港にやって来る外国人(番組では彼らを「YOU」と呼ぶ)に「YOUは何しに日本へ?」と問いかけ、面白そうな答えをしたYOUたちに密着取材を申し込むというシンプルな番組である。

 2012年6月と10月にパイロット版が放送され、13年1月から水曜深夜枠で放送。そしてわずか3カ月後の4月から同局の新たなゴールデン枠(月曜18:30~19:54)に昇格する。

 シンプルな内容は最初から変わらない。唯一変わったのは、パイロット版の司会がバナナマン日村勇紀と女性タレント(眞鍋かをり、優木まおみ)だったのが、レギュラー版で設楽統を加えたバナナマンのコンビになったことくらい。

 番組の醍醐味は、その行き当たりばったりさであることは変わらない。

 せっかく密着取材の許可をもらったのにYOUを見失って取材が終わったり、途中まで密着していて一番のクライマックスでYOUの気が変わって、そこで密着終了になってしまったりすることもしばしば。もちろん、逆に感動の再会や思わぬ偶然をカメラが捉えることも少なくない。

 生まれたばかりの孫と逢うおばあちゃん、ネットで知り合った“彼氏”と初めて対面する彼女、遠距離恋愛中の恋人たち、飛行機を間違えて仲間より1日早く着いてしまい、空港で一夜を過ごす青年、空手の国際大会に出場する選手、モデルの仕事で来日した美女、そして、とある国の大統領……。実に様々な人々が空港を訪れ、カメラの前でインタビューに答えてくれる。また、空港だから思わぬ有名人がやってくることもある。リチャード・クレイダーマンがコンサートのために来日していたり、YOUに話を聞いていた時にカメラの隅を偶然、おぎやはぎの小木が横切ったりもする。

 取材スタッフは、気が遠くなるくらいのYOUたちにインタビューを試み、放送できるのはそのわずか5%程度。そして密着できるのは1%ほどだという。

 冒頭に紹介した、自転車旅をしようとしていたYOUは、愛嬌があってどこか抜けているドイツ人。

 「青山で自転車を買う」と言っていたが、それは勘違いで、実は「青山」ではなく「青森」。在来線で14時間かけて青森まで行き着くと、まずはホテルを探し始める。ホテルも決めていないノープランの旅なのだという。

日刊サイゾー

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