「彼は横領なんかする人間ではない……」故・牧伸二さんが励まし続けた男性の激白

日刊サイゾー / 2013年5月9日 13時0分

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 29日、東京都大田区の丸子橋から多摩川に転落死したウクレレ漫談家・牧伸二さん(享年78)に横領疑惑が持ち上がっているが、一方で牧さんが難病の知人に手術代を援助していた可能性も浮上している。

「牧さんとは大昔に付き合いがあり、彼が金に困っている時に少しばかり援助したことがあった。彼はそれをずっと恩に思ってくれていて、俺が10年ぐらい前に入院してからは、数カ月に1度は見舞いに来てくれ、“希望を持てよ”と励ましてくれたんだ」

 こう話すのは元飲食店経営者の70代男性で、長く難病を患って手足がほとんど動かず寝たきり。保険適用外の治療を試すために必要な費用を、牧さんに出してもらっていたという。

「彼はハッキリ、金を出してやるとは一度も言わなかった。でも、見知らぬ名義で何度も口座に金が振り込まれていて、それが牧さんかどうかは100%分からないけど、俺は牧さんだと思ってる」(男性)

 個人的な事情から、牧さんと男性は家族には互いを紹介していなかったというが、牧さんがもしその援助の主だったとすれば「合計で1,000万円近い金額になったと思う」(男性)という。これは牧さんが管理していた東京演芸協会の運営資金、約500万円の不明と関連があるのだろうか?

 協会の関係者によると、牧さんが亡くなった翌日、総会で資金の預金通帳を開示する予定だったという。

「一部では650万円とも伝えられたけど、ハッキリとは分からない。たぶん500万円ぐらいではないか。牧さんが一切その資金を出さないので、どこかで使い込んでいるのではというウワサがあった」(協会関係者)

 牧さんは同協会の会長を14年間も務めており、5月30日の総会で辞任する予定で、新会長に引き継ぐ目前の死だった。警察が自殺として見ていることで、それが動機ではないかという声もあるが、前出の男性は「自分には牧さんが亡くなった理由は分からないけど、ひとつ言えるのは、彼が横領なんかする人間ではないということ。たとえ警察が来たって私の口座を見せるつもりはない」と話す。

 牧さんの葬儀・告別式は1日、東京・雪谷会館で行われた。遺族の意向により、親族や友人ら約30人のみ参列した密葬。7月上旬、付き合いのあった芸能人らを招いて浅草でお別れ会を開く予定だが、前出の協会関係者は「できれば、その日までには変な疑いは晴らしてあげたい」と話していた。
(文=鈴木雅久)

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