母・藤圭子の急死で心配される、娘・宇多田ヒカルの今後

日刊サイゾー / 2013年8月24日 9時0分

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 長らく行方が知れなかった歌手・藤圭子が8月22日、西新宿のマンションから飛び降りて亡くなった。62歳だった。

 近年は“宇多田ヒカルの母”というイメージが強かった藤だが、彼女自身も輝かしい経歴を持つ歌手である。浪曲師の両親の元で、小学生の頃から人前で歌を披露して生活し、1969年「新宿の女/“演歌の星”藤圭子のすべて」でデビュー。間をおかずリリースされた「女のブルース」「圭子の夢は夜ひらく」など複数の楽曲を合わせて計42週連続でチャートの首位を守り抜くという偉業を成し遂げた。

 歌手として華々しく活動する一方、スキャンダルでマスコミを騒がせてきた人物でもある。音楽業界関係者はこう話す。

「最初の夫である歌手の前川清と結婚したのは、人気絶頂だった19歳の頃。前川は22歳でした。周囲は『若すぎる』と反対しましたが、押し切って結婚し、わずか1年で破局してしまった。デビュー10周年である79年に『普通の女になりたい』という理由で引退した際も、『もうステージに立つことはない』と語って渡米したにもかかわらず、81年に『圭似子』の名義で復活。そんな藤の行動は世間に“気まぐれ”という印象を与えたのか、歓迎ムードというわけにはいかなかった。結局、翌年に再び渡米し、宇多田照實氏と結婚、83年に長女を――つまり、のちの宇多田ヒカルを出産しました」

 藤が飛び降りたのは、同居していたという知人男性のマンションの13階。ふたりの関係は詳しく分かっていないが、6年前から共に暮らしていたという。しかし、遺体を確認したのは、前夫で音楽プロデューサーの宇多田照實。ふたりは07年に離婚しているが、絶縁状態という関係性ではなかったようだ。

「藤は離婚の際の財産分与で、多額の金を――恐らく100億円は受け取っているはず。06年、ニューヨークのケネディ国際空港にて、藤が所持していた約5,000万円の現金に麻薬探知犬が反応して差し押さえられていますが、その際は『カジノで使うために持っていた』『5年で5億を使った』と説明しています。藤は銀行を信用せず、いつも多額の現金をカバンに入れて持ち歩いていたようです。使い切れないほどの金を得たために、金銭感覚が狂ってしまったのでしょう。そういう意味では、宇多田ヒカルの成功がもたらした悲劇といえるかもしれない」

 宇多田は活動休止後、ラジオで母の曲を流したり、YouTubeから母の動画が削除された際に「『面影平野』歌うカーチャンすごくかっこ良くて美しくて、ああくそどうにかあれダウンロード(保存?)しときゃよかった…」とツイートするなど、母としても歌手としても藤を尊敬していたようだ。

 3年前に活動を休止した理由のひとつには、行方不明の藤を探すという目的もあったという。Twitterは21日で更新が止まっており、本人の心境を知ることはできないが、今後の活動が心配だ。
(文=木野雪)

日刊サイゾー

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