引退ネタでチームに「奮起」促す阪神ベテラン桧山の皮算用

日刊サイゾー / 2013年9月9日 13時0分

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 阪神の野手最年長・桧山進次郎外野手が7日、兵庫・西宮市内のホテルで会見を行い、今シーズン限りでの引退を表明した。虎一筋22年。万年最下位の弱小時代から星野、岡田政権下での2度のリーグ優勝まで、酸いも甘いも知り尽くした男は、自らの引退をネタにチームに奮起を促し、厳しくなったリーグV、1985年以来の日本一を目指す。

「私、桧山進次郎は、今季限りで引退する決意をしました」

 いつかこの日が来るのは誰もが分かっていた。「ダメ虎」と呼ばれた90年代後半、4番ライトでスタメンを張るも、チームは沈んだまま。ベテランになった03年と05年、ようやくリーグ優勝を果たし日の目を見た。「ひーやん」の愛称で親しまれ、応援中はファンがメガホンを左右に振る応援スタイル。

「生え抜きで22年もチームに所属した選手は彼がはじめて。ファンの対応を見ても分かる通り、苦しい時代からチームを引っ張った選手として、一目置かれています」(スポーツ紙プロ野球担当記者)

 この日、チームは先発にルーキー・藤浪晋太郎を立てて宿敵・巨人と対戦するも1-4で敗戦。高校時代から甲子園不敗神話が続いた藤浪の“神通力”もここで潰える形になったが、チーム関係者は「むしろ、その方が良かったのでは」という。

「桧山さんもこの日に会見を行ったのは、自分のことは気にせず、マジック点灯チームの巨人相手に少しでも攻めろという気持ちの表れ。藤浪の不敗神話が止まったのは確かに残念ですが、そういうものはいつかは止まるもの。これがクライマックスシリーズに入ってから止まったりしたら、それこそショックは大きい。大一番を前に、チームとしてしっかり仕切り直せる要素が多くなったことは大きいと思いますよ」(同)

 過去には中日・落合監督がシーズン途中で退団を発表してから、チームが一丸となり好成績を収めたことも。阪神の「本当の意味での戦い」は、これから始まるのだ。

日刊サイゾー

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