『ごちそうさん』レシピ本も……莫大な“関連ビジネス”の利益を子会社・天下りで山分けする、NHKの金満体質

日刊サイゾー / 2013年10月31日 9時0分

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 NHKの番組関連ビジネスが止まらない。このところ『ダイオウイカ』『あまちゃん』の大ヒットでCDや書籍など関連商品がバカ売れ、版権から生まれる莫大な利益を上げているが、朝の連続ドラマ『ごちそうさん』でも、レシピ本出版プランなど商魂たくましい動きがあるという。

 同ドラマは洋食屋「開明軒」を舞台にしたものだが、視聴率は10月16日放送(第15回)が関東地区で平均27.3%を記録し、『あまちゃん』の最高27%を上回る大ヒットとなっている。その反響は大きく、視聴者からは局に「番組に出てきた料理のレシピが知りたい」などの問い合わせが殺到しているという。

 この反響こそ「それを見越して計画的に仕掛けたもの」とNHK関係者が明かす。

「番組関連ビジネスは今に始まったことではありませんが、最近は特に、書籍化やグッズ開発・拡販のノウハウを蓄積している民放の制作会社を使って利益の広がる番組企画を推進させています。NHK局内のお役所的体質と違って、民放でヒットを作ってきたスタッフは金儲けが上手ですし、今回はおにぎりひとつとっても米の炊き方で何種類も見せてみたり、本格的なグルメドラマとして関連ビジネスの仕掛けをしているんです。フードスタイリストとして飯島奈美さんを起用したのも、彼女が味だけでなく見栄えの良さで高い評価を得ているからです」

 実際、ドラマ放送後は、書店で飯島氏のレシピ集がセールスを急上昇させたという話もある。同ドラマに出てくる洋食屋は実在する老舗の「たいめいけん」をモデルにしているとも指摘されているが、NHKサイドは白々しく否定。このあたりも関係者は「余計なマージンを流す必要がないので、たまたま名前が似ただけというスタンスにしている」という。

「今後は関連会社による料理本やイベントなど各種ビジネスを展開していく予定で、当然そこではNHKの天下り先に金が流れる仕組みです。あのダイオウイカのブームでは、億単位の資産を築いた関係者もいるんですよ」(同)

 NHKは1982年の放送法改正より営利事業への出資が認められるようになり、以降は無数の関連会社が作られ、特に子会社のNHKエンタープライズは昨年だけで500億円以上の売り上げを上げた最大手。『あまちゃん』でも、版権ビジネスにより数十億円の利益が上げたといわれる。

「その規模は、日本の番組制作会社の中でもトップです。ただ、約530人の社員のうち、120名ほどがNHKからの出向。つまり、番組で儲けた金をそのままNHKに還元してしまうと受信料の引き下げにつながるだけなので、別のところで山分けしてNHK本体は受信料でギリギリ成り立っているという姿勢を崩さないようにしているんです」(同)

 国民の支払った受信料で作られた番組でも、儲けは戻ってこないで一部の人間の利権になっているのは腑に落ちないものがある。ドラマ関係者によると「スタジオではスタッフによる消えもの(食べ物)のつまみ食いがやまない」というほどのグルメドラマ『ごちそうさん』だが、本当においしい“つまみ食い”は別のところで発生している。
(文=ハイセーヤスダ)

日刊サイゾー

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