「家族サービスは小倉競馬場だった」“テレビ界最後の大物キャスター”草野仁の知られざる亭主関白時代

日刊サイゾー / 2013年11月6日 11時0分

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先日、著書『話す力』(小学館)を上梓したテレビキャスターの草野仁氏。近年は“肉体派キャスター”として、マッチョな伝説が注目を集めているが、本職はご存じの通り、元NHKの売れっ子キャスター。その経験を生かし、自分の思いを言葉にして伝える術や、よいスピーチのコツなどを、実際に自分が聞いて感心したエピソードや、タレント、芸能人たちの話術をもとに解説している。読みやすい文体に、分かりやすい例え話が多く、すぐに実践できそうな話し方のコツが綴られ、ビジネスマンも重宝しそうな一冊だ。そんな本書を書くこととなったいきさつや、亭主関白時代のちょっとヒドいエピソードとは……!?

――実際にお会いすると、体つきがたくましいですね! どんなトレーニングをしているんですか?

草野仁(以下、草野) いやいや、トレーニングというほどのものではないですが、ストレッチ、ダンベルを使った運動、エアロバイクなどは日課にしていますね。もうすぐ70歳になりますし、自分の思った通りに体が動くように、ある程度は鍛えたいと思ってはいますね。

――そのお年で、その体つきはヤバいですよ! やっぱり、自分の体を眺めたり、露出したりするのは好きなんですか?

草野 はっはははははは(笑)。そこまでナルシストではないですよ!

――いろいろな番組で披露しているので、てっきりお好きなのかと思いました! いきなり脱線してすみません……。で、本題の『話す力』ですが、本書を執筆しようと思ったきっかけを教えてください。

草野 欧米人は話し上手で、日本人は口ベタという構図が常識になっていますよね。それはなぜなのかと自分なりに考えてみたのですが、欧米人というのは、昔から肌の色、髪の毛の色、目の色も違う人たちが集まって、ひとつの共同体を作っているじゃないですか。そこで、何か問題があって、話し合いをしなければいけないときに、自分の意見を分かりやすく、明快に伝えられないと、構成員としては認めてもらえないはず。だからこそ、彼らは自分の思いを言葉に託して、ちゃんと話すような習慣がついたのではないか。それが、ギリシア時代から続き、雄弁術や修辞学という学問も発達するようになったんだと思うんですね。

――違う人種の人たちと意思疎通するには、言葉でしっかり伝える必要があった、と。

草野 ええ。日本人の場合は、封建社会が長く続いて、お上の意思が下々の人たちに自然に伝わる上意下達のシステムができていた。さらに江戸時代になると、儒教の精神が浸透してきて「男でペラペラしゃべる奴にロクなのはいない」とされ、不言実行がよしとされていましたから、あうんの呼吸で、息遣いで理解しようとする。歴史的に見て、日本人はしゃべって自分の考えを伝えるという経験を、ほとんど持っていません。

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