“帝国”崩壊の序曲か──ついに始まった、テレビ業界「吉本離れ」の理由とは

日刊サイゾー / 2013年11月27日 9時0分

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「なんといっても、吉本の芸人の数は、他事務所と比べ物にならないくらい多い。圧倒的なマンパワーです。現在、バラエティ番組は、吉本ナシでは作れないでしょうね」(テレビ番組制作会社関係者)

 昨年、創業100年を迎えた吉本興業。現在もゴールデンを中心に、ダウンタウン、ナインティナイン、ロンドンブーツ1号2号らがメインMCを務め、雨上がり決死隊やタカアンドトシも手堅く数字を稼いでいる。だがここ数年、お笑い界の大派閥であった「吉本興業と、その他事務所」という構図が崩れてきているのだという。

「現在、番組のMCを張る芸人が、他事務所に増えてきていますよね。業界内で人気なのは、くりぃむしちゅー、爆笑問題、さまぁ~ずなどです。彼らの場合、吉本のように事務所が制作に口を出してこないし、無理やりバーターを突っ込むようなことも少ない。そして、なんといっても現場にマネージャーがいますから、制作と事務所のやりとりがスムーズなんですよ。吉本は、現場や打ち合わせにマネージャーが来ないことがほとんどですから。特に、やる気のある若手のディレクターやプロデューサーの中には、露骨に吉本芸人を避ける者もいますよ」(同)

 そうした傾向は、これまで“ひな壇芸人”と呼ばれるゲスト枠で顕著だったが、いよいよMCのキャスティングにも反映され始めているという。

「おぎやはぎやバナナマンが育ちましたし、有吉弘行の大ブレークもある。若手の中でも、わざわざ上の詰まっている吉本に入るのではなく、小さな事務所を選ぶ芸人が増えています。“吉本離れ”は、ますます進むでしょうね」(同)

 その原因は、吉本が芸人を育てない環境にあるらしい。

「吉本は人を育てない。放置しておいて、芸人が自ら売り込んで、売れたら面倒を見るというやり方です。モノを扱っている感じですよね」(同)

 ネタ番組が激減し、バラエティ界にも寒風が吹き抜ける昨今、果たして吉本の復権はあるのだろうか?

日刊サイゾー

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