「専用ドライブースの開発急ぎたい」山善の食器乾燥器がプラモデル業界から大絶賛されるワケ

日刊サイゾー / 2013年12月4日 18時0分

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 大阪に本拠を置く商社「山善」が販売している食器乾燥器が、異例の人気を集めて話題になっている。「YD-180」という型式の、どこにでもありそうな3,000円程度のその乾燥器は、ネット通販大手Amazonで「食器洗い乾燥機」部門1位、冷蔵庫や電子レンジなどを含む「キッチン家電」部門でも3位に入る人気ぶり(11月29日現在)。しかも、ユーザーレビューでも、星5つ中4.1を獲得する好評価となっている。

 話題となっているのは、この商品のユーザーレビューだ。好評価を書き込んでいるユーザーの多くが、食器乾燥器としてではなく、別の用途で使用しているのだという。そのいくつかを引用してみよう。

「模型用の乾燥ブースとしてのシェアNo.1じゃないでしょうか」
「模型製作を趣味とされている方には最適です。塗装後の強制乾燥機として、かなり使えます」
「ファンド(石粉粘土)の乾燥、ポリパテ、エポパテの硬化促進はもちろんシリコン型から取り出したばかりのキャストの硬化促進に、サーフェイサーや塗装の乾燥にも大活躍」

 中には、「食器乾燥機なんて名称が着いていますが、何かの間違いのようです。(中略)とりあえず、模型を嗜む人は買って置いて損はない逸品です」という、ちょっと失礼なものも……。

「機能的には同レベルの模型用ドライブースは、山善の3倍も4倍も価格が高い。山善の食器乾燥器を選ばない理由がないですよ。プラモデルショップの店員も、ドライブースには、まずこれを勧めてくるくらいです(笑)」(模型ファン男性)

 こうしたプラモデル業界・フィギュア業界からの熱い反響は山善にも届いているそうで、「家庭用の食器を乾燥させる目的で開発しているため、複雑な思いです」(担当者)としながらも、受注数量も「ここ最近は昨年比120%で推移している」という。

 実際、この食器乾燥器を模型用ドライブースとして使用することに問題はないのだろうか?

「現状、模型のファンドや塗装などの乾燥を目的としてのテストや商品開発が行えていないため、火災や変形の原因となることが予測されます。このため、取扱説明書にも記載しておりますが、このようなご使用は『禁止』とさせていただいております」(同)

 あくまで、模型用ドライブースとしての使用は自己責任ということになりそうだが、市場の高評価を受けて同社では、「さまざまな実証試験を行い、専用モデルとして、できる限り早急に発売を目指したい」(同)としている。

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