小泉元首相“脱原発宣言”に垣間見える水素エネルギー利権 デモ参加者に不審人物も……?

日刊サイゾー / 2013年12月5日 16時0分

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 毎週末、東京・永田町の首相官邸付近では定期的に反原発デモが行われているが、小泉純一郎元首相の「脱原発発言」を受けて、「原発反対!」の声とともに「小泉さん頑張れ」という叫びも増えている。しかし、これが一部企業から雇われたサクラだという話も浮上する。

「純粋にやっているデモなのに、そういうのを入れると誤解されるだろ!」
「あんたが勝手に決め付けているだけ。こっちは工作員でもなんでもないし、何を言おうが自由だ」

 10月下旬、デモの最中に起こった小競り合いは、原発反対を叫んでいる男性同士のものだった。片方の男性は「ここに大手ゼネコンからカネで雇われた市民運動家がいる」と主張し、その運動家だと名指しされた男性が反論。その場は周囲の仲裁によって収まったが、デモを続ける男性からは「やけに手慣れている人間が入ってきて、やたら小泉さんへの支持を叫んでいたので、おかしいと思って調査したところ、大手ゼネコンから支援されている自然エネルギー関連団体のメンバーだと分かった」という話が飛び出した。

「小泉さんは、国際公共政策研究センターという団体の顧問で活動の拠点にもしていますが、ここはトヨタ系の財界大物が開発を進める水素自動車の開発に尽力していることで知られています。3月には解散予定ですが、さらに水素エネルギー推進派の新団体に化けるというウワサで、そういう利権を狙った連中がデモを装って参加してきているんです。もちろん反原発に賛同してくれることはありがたいですが、私たちの声が金儲けの利権絡みと受け取られたらまずいでしょう」(同)

 専門家によると、この水素エネルギーの実用化が進めば、30年後にはその市場は160兆円規模に達するという試算もあるという。当然、反原発の動きが加速すれば、政界からの後押しが取り付けられる。それだけに「水素バブルを見込んだ連中による形ばかりの反原発運動となってしまっては、本質的な問題そっちのけになりそうな危険性がある」と男性。

「野田佳彦政権時代から反原発デモを行っている者からすれば、ここ最近は見ない顔も相当に増えたんですが、あるときは小泉さんが首相時代に深くつながっていた新エネルギー関連の独立行政法人NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の関係者とみられる人物が、近くでスーツからわざわざ私服に着替えてデモをやっていたのも見たんですよ。所属団体名を聞いても無視して去っていくし、不気味すぎます」(同)

 NEDOはかつて、多くの研究費をロンダリングして小泉元首相の選挙資金にしていたなどという、穏やかならぬ疑惑もささやかれた団体。小泉元首相は、反原発の向こう側に、どんな青写真を描いているのだろうか?
(文=鈴木雅久)

日刊サイゾー

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