日テレ『戦力外捜査官』、TBS『隠蔽捜査』、テレ朝『緊急取調室』……今期だけで8作!! 各局がミステリーに走るワケ

日刊サイゾー / 2014年1月22日 9時30分

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 年明けから続々とスタートし、ほぼ出そろった1月クールの連続ドラマ。今期の特徴は、刑事や探偵が事件を解決するミステリーものがやたらと多いことだろう。

 日本テレビ系列では、武井咲演じる美少女刑事と、EXILE・TAKAHIRO演じるイケメン刑事が難事件へ立ち向かう『戦力外捜査官』を放送。これが俳優デビューとなるTAKAHIROの演技が好評で、平均視聴率も13%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と悪くない。

 TBS系列では、杉本哲太と古田新太がW主演を務める刑事ドラマ『隠蔽捜査』がスタート。視聴者の評判はすこぶるいいが、数字は7~8%台と振るわない。

 フジテレビ系列では、檀れいが“変わり者刑事”を演じる『福家警部補の挨拶』を放送。初回平均視聴率は14.2%と好調だったが、「檀が主人公を演じきれていない」「期待はずれ」と酷評が相次ぎ、今後の視聴率低下が懸念されている。

 テレビ朝日系列では、天海祐希がキャリア不合格組の警部補を演じる『緊急取調室』と、剛力彩芽が大学のミステリー研究会会長を演じる『私の嫌いな探偵』の2作がスタート。『私の~』は、初回平均視聴率10.0%と、夜11時台にしては健闘中だ。

 さらにNHKの時代劇枠でも、赤川次郎原作のミステリー『鼠、江戸を疾る』を放送。滝沢秀明演じる“鼠小僧”が、江戸の難解な事件を解決する物語となっている。

 このように、民放キー局とNHKだけで6作ものミステリードラマがスタート。さらに、前クールから放送中の『相棒season12』『科捜研の女』(共にテレビ朝日系)を加えると、8作にも及ぶ。なぜ、これほどまでにジャンルが偏ってしまったのだろうか?

「偶然といえば偶然ですが、『各局が“守り”に入っている』という見方も。ミステリーは、ある程度決まったフォーマットの中で、いかに登場人物が魅力的に動くかかという勝負になってくる。実は、犯人のアリバイなんかは、大したことない話が多いんです。逆に、『福家警部補の挨拶』の檀さんのように、主人公に魅力が感じられないと、途端に『つまらない』と言われてしまう怖さもある。要は、演者がうまければ形になりやすいため、局にとって比較的気楽なジャンルなんです。さらに、ヒットすればシリーズ化もしやすいという“うま味”も。ただし、テレ朝は別格です。あそこは、技術スタッフの質も、ミステリーにかける執念も、突出してますから。また、一話完結ドラマのほうが、各局が力を入れているオンデマンドサービスで“売りやすい”という利点もあるようです」(テレビ制作会社関係者)

 月曜から土曜まで、毎日何かしらの難事件を解決している今期のテレビドラマ。視聴率で見ると、やはり初回平均視聴率19.7%を記録した『相棒season12』が抜きん出ているようだが、今後、この中から新たなヒット作は生まれるだろうか?

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