プロボクシング亀田大毅“負けても防衛”問題がドロ沼化……月末にも「厳しい処分」か

日刊サイゾー / 2014年1月23日 19時0分

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 亀田大毅が昨年12月、IBF世界タイトルマッチで“負けても王座防衛”となった問題で、亀田ジムが弁護士同伴でJBC(日本ボクシングコミッション)と真っ向対立したことから、関係者間では「亀田ジムに厳しい処分が出るのではないか」という見方が飛び交っている。

 そのためか、亀田ジムとかなり親しかったジム関係者も、今回ばかりはこの問題に触れず、おとなしい様子だという。

「以前から亀田が問題を起こすたびにJBCに詰め寄っては、亀田側の代弁者みたいにクレームを入れていたジム会長がいたんですが、今回はそれがないそうですよ。亀田側が弁護士を起用して対応していることも理由にあるのでしょうが、おそらく亀田側が不利なのを見て、火の粉が自分に降りかかるのを怖がったのでは」(業界関係者)

 今回の問題は、対戦相手のメキシコ人選手が体重契約を守らなかったのにタイトルマッチとして試合が強行されたことに始まる。海外ではこうした場合、チャンピオンが負けても王座防衛となるケースはあるのだが、今回の試合に至っては王座を管理するIBFの立会人が「大毅が負けたら王座は空位になる」とマスコミの前で発言。さらに、亀田兄弟もそれぞれのブログで「負けたら王座は空位になる」と書いており、放送局のTBSまでがフリップを用意して視聴者にそのように説明をしていた。

 しかし、大毅が負けた途端、亀田ジムはそのIBF立会人と約10分間の協議。すると一転して、立会人は前言を「記憶にない」として「王座は移動しない。大毅の防衛だ」と言い出した。さらに亀田ジムも翌日の記者会見で「実は試合前、王座の移動はないと聞いていた」と主張。そして、亀田興毅はブログで「しっかり試合前に確認して報道するのが当たり前やと思う」とマスコミに責任があるとし、父親の亀田史郎氏は「JBCは恥さらし」と矛先をJBCに向けた。

 これに対し、JBCは裁定が覆ったこと以上に「事前に知っていた」としながら、興行の主催者として訂正の発表をしなかった亀田ジムを問題視。倫理委員会を開いて亀田側の聴聞を行ったが、両者の主張は真っ向対立したまま、月末にも結論を出す見通しとなった。

「亀田をかばっていたのがジム関係者だった頃は、業界内の内輪モメだったから、まだよかったんです。亀田ジムが弁護士に任せてしまうと法廷闘争になるので、和解が難しくなってしまいます。そうなって困るのは、実は亀田ジムなんですけどね……」(同)

 亀田ジムでは近日、一般会員を募集する新ジムを都内にオープン予定だが、仮にJBCからライセンスの取り消しなどの処分があるとプロ選手を輩出できず、自主興行の開催もできなくなってしまうため、その経営プランに大きな影響が出ることは必至だ。

 また、プロ興行に関われないとなれば、テレビ局との関係も厳しくなり、亀田兄弟が日本で大金を稼ぐのも難しくなる。業界のトラブルメーカーに対し、JBCの決断が注目される。
(文=鈴木雅久)

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