『おしん』『R100』『ハダカの美奈子』……岡田准一『永遠の0』“V6”達成の裏で、大コケした話題作たちの行く末

日刊サイゾー / 2014年2月2日 9時0分

 興行通信社が27日に発表した全国映画動員ランキングで、映画『永遠の0』が6週連続で1位を獲得し、主演の岡田准一が所属するグループ名同様の“V6”を達成した。

「同作品は、興行収入も80億円が見えてきたようですし、観客動員も500万人突破は確実でしょう。早くも“来年の日本アカデミー賞は、この作品で間違いない”という声が上がっていますよ」(映画関係者)

 先日、その日本アカデミー賞の候補作品が発表されたのだが、公開前は話題になったが、ノミネートされなかった作品はたくさんあった。

「例えば『おしん』は、公開前は相当な宣伝をかけていましたが、終わってみればわずか4週間で打ち切りでした。松本人志監督の『R100』も5週間で打ち切り、あの元オセロ中島さんが主演した『ハダカの美奈子』は、わずか3週間ですからね。これらは打ち切りになった映画の最たる例ですが、映画会社もさすがに1カ月持たない映画だと頭を抱えますよ」(広告代理店関係者)

 実際のところはどうなのか? ある映画配給会社の関係者が、声を潜めて話す。

「正直、これらの作品なんかは、映画上映だけでペイできるとは最初から考えてないんです。公開終了から2~3カ月でDVDを出して、それらで元を取ろうとしているんです。例えば、佐藤浩市さんが主演した『人類資金』も、あれだけ時間と手間を掛けた割には、興行収入が10億円以下です。ただ、重厚で骨太な作品なので、DVDはある程度の売り上げが見込めるそうです。そういった先々の分まで計算していますから、映画がコケたとしても、あんまり慌てることはないですね。ただ、年間の公開ノルマをこなすためだけに作っている映画があるのも否定できません。あとは、芸能事務所との付き合いで作る映画も多いです。本当に良い映画だけを作って上映するというのは、非常に難しいんです」

 先日、松竹、東宝、東映、KADOKAWAという国内の映画製作配給会社4社による団体、日本映画製作者連盟(映連)による2013年度の映画興行収入が発表されたのだが、昨年公開された邦画は591本で、そのうちヒットの目安とされる興収10億円以上となったのは1割以下のたった35本。映画上映だけのヒットというのは、実は相当難しいのかもしれない。

日刊サイゾー

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