倒産した「アトリエ・ダンカン」が陥っていた“自転車操業”の現実

日刊サイゾー / 2014年2月19日 13時0分

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 老舗芸能プロダクション「アトリエ・ダンカン」が2月1日付で事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことは業界に衝撃を走らせた。

「1月には同社がプロデュースして今月から上演予定だったROCKミュージカル『ピンクスパイダー2014』の公演のドタキャンが発表されたばかりでした。その時点で、業界内には倒産の話が広がっていたようです」(全国紙記者)

 同事務所は1979年に設立され、木の実ナナや尾藤イサオらベテラン勢が所属しているが、過去には萩原健一、森公美子、森山未來、AKB48・片山陽加、佐藤亜美菜らも在籍していた中堅事務所だった。

「ここはマネジメントだけでなく、舞台やミュージカルの制作もやっていましたからね。業界内では“舞台に強い事務所”として一目置かれていましたが、舞台のギャラの支払い方が特殊なことでも有名でした。今思えばあの支払い方も、資金繰りに苦労していたからなのかもしれませんね」(芸能事務所関係者)

 その気になる支払い方だが、一般的には2パターンあるという。一つ目のパターンは、例えば1月が稽古、2月が本番という舞台の場合、舞台初日に半金を支払い、楽日(千秋楽)に残りの半金を支払う。もう一つは、楽日に全額を支払うパターンだそうだ。

「ただ、これはあくまで主役クラスでの場合です。それ以外の端役の人だと、もっと遅れることもあったようです。それでも、ギャラ自体はほかの事務所と比べて高かったので、支払いが遅れることに、役者から文句は出なかったんでしょうね。そうやって日々の資金繰りをやっていたのでしょう。まさに自転車操業ですね」(舞台関係者)

 実力派ぞろいの事務所だっただけに、役者たちの今後が気になるところだ。


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