【追記アリ】「車に泊まり込み、必死で撮影」ヤラセ報道のドキュメンタリー映画『ガレキとラジオ』監督がコメント公表

日刊サイゾー / 2014年3月5日 18時30分

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 5日、朝日新聞紙上で“ヤラセ”があったことを暴露されたドキュメンタリー映画『ガレキとラジオ』の監督2名が、公式Facebook上でコメントを発表した。

 同映画は、2011年の東日本大震災後に、宮城県南三陸町で活動していた臨時災害FMラジオ局に密着したという「涙と笑いと感動のドキュメンタリー」(作品HPより)。報道によると、同作品中では、娘と孫を津波で失った女性がラジオに励まされる場面が描かれたが、実際にはこの女性は同ラジオ局の電波が届かない地域に暮らしており、ラジオを聞いていなかったのだという。

 この報道を受けて、同作品の監督である梅村太郎、塚原一成の両氏は連名でコメントを公表。まず「撮影スタッフは自分たちで調達した車に泊まり込み一年近く必死でラジオ局を撮影しつづけました」と撮影の苦労を打ち明けた上で、「当然、ご本人、ご家族の了承を頂き、撮影を行いました。(中略)現在はご心労をおかけしておるとのことを、大変申し訳なく思います」と謝罪。「ドキュメンタリーとして許される範囲の『演出』として考えておりました」としながらも、「それがドキュメンタリーを逸脱したものだというご指摘は真摯に受け止めたいと思います」としている。

 このコメントは「何卒、本映画の趣旨をご理解頂けますよう、心からお願い申し上げます」と締められているが、Facebookには早くも「本映画の趣旨、とは真実を捻じ曲げても『演出』を優先するということなのでしょうか」「震災ビジネス気持ちイイか?」など、厳しい意見が書き込まれている。

 『ガレキとラジオ』は12年8月に公開され、現在でも各地で自主上映会が行われている。

【編集部追記】
同日、『ガレキとラジオ』でナレーションを担当した俳優・役所広司が自らのブログで「ドキュメンタリーでやってはならない演出で出演された女性の方に、新たな苦しみを与えてしまったこの映画は、今後二度と上映されるべきものではありません。」とのコメントを発表しています。
http://yakushokoji.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-ed04.html

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