佐村河内騒動、いまだ終わり見えず……暴走会見で泥沼訴訟へ発展か

日刊サイゾー / 2014年3月8日 9時0分

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 作曲家の佐村河内守氏がゴーストライターに曲を作らせ、自らの作品として発表していた問題で7日、記者会見を開いた。民放各社がその一部を、ニコニコ生放送ではすべてを生中継した。

 印象的だった長髪をバッサリと切り、髭も剃った姿で登場した佐村河内氏。サングラスも着用しておらず、あまりの風貌の違いにネット上では「会見もゴーストがやるのか?」「イカツイおすぎみたい」「西田敏行に似てる」と話題に。会見中も容姿について問われたが、「髪は妻が切った」「サングラスは、叱られると思って外した」のだという。

 会見では、「全聾ではない」とする医療機関での聴力検査の結果も公表。障害者手帳を横浜市に返納したことを明らかにした。世間を騙していたことについて「申し訳ない気持ちでいっぱい」「一生かけて償っていきたい」と謝罪したが、ゴーストライターである新垣隆氏に対しては、“恨み節”とも取れる発言が多く飛び出した。新垣氏が、18年間で何度も止めることを申し出ていたと主張していることに、「『新潮45』(新潮社)に記事が出たときに、一度だけです」と反論。新垣氏が作曲のギャラをつり上げてきたことを暴露したほか、発言が食い違っていることについて「新垣さんほかを名誉毀損で訴えます」と述べ、会場をどよめかせた。

 今回の問題では、佐村河内氏を“現代のベートーベン”として祭り上げてきた各メディアにも責任が問われている。事実が発覚した2月5日の段階で、NHK、テレビ朝日、TBSなどが番組内で謝罪。特に深くコミットしていたNHKは、石田研一放送総局長が2月20日の会見で「結果として、本人が作曲していなかったことなどを事前にチェックできなかった。作り手として重く受け止めている」と話した。

 一方、佐村河内のCDを発売していた日本コロムビアは、3月6日になってようやく見解を発表。ゴーストライターを起用していることについて「弊社担当者が耳にしたことがありました」と認めながらも、「具体的な根拠を示すような情報ではなかった」ことから、確認はしなかったという。さらに、障害者手帳を見ていたこと、マネジメント業務等を行っていなかったことなどを理由に、発売された商品について「法的な責任はない」と主張。「商品の発売元として道義的な責任を痛感しております」という記述もあるが、責任逃れという印象を受ける文面だ。

 当事者である佐村河内氏は新垣氏に恨みごとを言い、メディアは謝罪という“火消し”に必死なり、販売元も「自分たちは悪くない」とも言わんばかりの見解を発表。責任をなすりつけあっているようにも思える現状に、佐村河内氏はこの会見が最後のテレビ出演だというが、騒動はまだまだ終結することがなさそうだ。
(文=岩倉直人)

日刊サイゾー

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