「21世紀で一番泣けるドラマ」は言いすぎ!? 『明日ママ』最終回後も物議続く

日刊サイゾー / 2014年3月14日 0時0分

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 “ポスト”などのあだ名や、子どもをペット扱いするような描写に問題があるとして、団体などから抗議を受けた芦田愛菜主演ドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)の最終回が12日に放送され、平均視聴率12.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したことが分かった。

 初回平均視聴率14.0%でスタートした同作だが、第3話で15.0%まで上昇。騒動をきっかけに注目を浴びたかと思われたが、第5話以降は11%台が続き、最終回でわずかに上昇。全話平均視聴率は12.9%となり、民放1月クールでは、現在のところ『S -最後の警官-』(TBS系)に続き、2位となっている。

 第2話以降、全スポンサーがCMを見送っている同作だが、最終回でもCMや提供表示はないまま。また、番組中に騒動に関するコメントなどもなかった。

<以下、あらすじのネタばれあり>

 最終回では、養子縁組が決まったドンキ(鈴木梨央)とボンビ(渡邉このみ)、実父(別所哲也)と暮らすことになったピア美(桜田ひより)が、次々と児童養護施設を後に。残されたポスト(芦田愛菜)も、瞳(安達祐実)の亡くなった娘・愛として生きるため、縁組の契約を結ぼうとするが、施設長(三上博史)が突然、「その子は、あんたの子どもではない!」と瞳に現実を突き付け、破談。結局、ポストは施設長に引き取られることに。

 ラストシーンでは、手をつなぎ遊園地を訪れた施設長とポストが、プリクラを撮影。プリクラには「パパ キララ」と書かれており、“ポスト”の本名が明らかになる、という終わり方であった。

 最終回でも、“ポスト”などのあだ名は引き続き使われていた同作。放送前から「21世紀で一番泣けるドラマ」をうたっていたが、視聴者の反応をネット上でうかがうと、「泣いたのは8話目だけだった」「感動したけど、“21世紀で一番泣けるドラマ”は言いすぎ」「抗議がなければ、もっと泣けるドラマになってたのかな?」という声が目立った。

 また、初めから予定されていた全9話を完走したことについて、「最後まで見届けることができてよかった」「打ち切りになるのでは、とハラハラした」と、胸をなで下ろす視聴者も目立つ。

 一方で、問題となった原因について、あらためて分析する視聴者も多く、「題材のハードルの高さに対し、演出が力量不足だった」「とにかく、抗議後の日テレの対応が悪かった」「野島伸司的なヒットドラマの狙い方は、時代に合わない」など、さまざまな意見が飛び交っている。

「ここまで問題が大きくなったのは、事前取材の不足のほか、野島ドラマ的なヒットのメソッドが、時代に合わなかったことが原因。野島ドラマといえば、工場で奴隷のように扱われる知的障害者を描いた『聖者の行進』や、近親相姦や同性愛を描いた『高校教師』、主人公が教師や同級生からイジメにあった後、死亡してしまう『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』(すべてTBS系)など過激なものが多いが、当時は物議を醸しながらも高い支持を得ており、TBSが『ドラマのTBS』と呼ばれる一端を担っていた。しかし、これらのドラマが今の時代に放送された場合、似たような騒動に発展した可能性は十分考えられる。日テレの福井雄太プロデューサーは、野島氏に心酔していることで知られているが、野島臭の強い『明日、ママがいない』の演出は、“時代に合わなかった”といえるかもしれない」(テレビ関係者)

 最終回が終わっても、さまざまな物議を醸している同作。赤ちゃんポストを設置している慈恵病院は1月、放送倫理・番組向上機構(BPO)に審議を求める申し立てをしているが、BPOはどのような結論を下すのだろうか?

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