“号泣”野々村竜太郎県議が辞表提出も、他議員に疑惑が飛び火「手法の指南役いた」

日刊サイゾー / 2014年7月11日 19時0分

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「あまり追及しすぎると、ほら彼だけの問題ではなくなってしまうからね……」

 “号泣県議”で注目を集めた兵庫県西宮市で、地元紙の取材に応じた議会の関係者が火消しするような発言をしていた。渦中の野々村竜太郎県議は不自然な日帰り出張によって3年間で約800万円を政務活動費から支出していた疑惑が浮上しているが、その背景にはそもそも経費の不透明な実態があり、ここを突くとほかの議員たちも潔白ではない部分が出てきそうな気配だ。

 60代の議会関係者は先日、地元紙記者に「野々村クンの件は他人事じゃないし、もしかしたら彼がそのあたりのことしゃべっちゃうかもしれない。そうなると議会全体がまずいことになるから、今回は教訓として今後のルールづくりをすればいいでしょう」と話した。

「聞けば、野々村議員が当選した直後、ある有力関係者が親しい会派に彼を誘っていて、近づいた際には政務活動費のズル賢い使い方なんかも指南したそうです。もし野々村議員が今後、どこか表で『●●さんに教えてもらった手法だった』なんて言ってしまったら一議員の問題ではなくなり、火の粉が議会全体に降りかかりかねないわけです」(地元紙記者)

 そもそも野々村議員は当選前後、一部県議の不正な政務活動費について厳しく言及していたこともあった。追及する側だったはずが、いつの間にか自らも不正に手を染めたとなれば、そのあたり指南役がいたとしてもおかしくはない。このあたり全容を解明しようと記者のみならず市民団体も躍起になっており、仮に虚偽の申請で公金を得たとなれば今後、詐欺事件として立件される可能性がある。

「一部の関係者は、野々村議員の口から自分の名前が出やしないかとひやひやしている」(同)

 そのせいか野々村議員について聞き込みをしても、ライバルであるはずの他党の議員や議会関係者の口は重いままだ。

 実のところ、野々村議員と同様、ほかの県議たちが政務活動費で大量に切手を購入していた事実も発覚している。ある議員はなんと150万円分もの切手を購入したことになっており「支援者に新聞を送った」としたが、大量の郵便物を出す場合、郵便局では料金別納のスタンプで切手を貼る手間は省けるため、こうした大量の切手購入自体が非常に怪しいものではある。実際、ある議員の元秘書は「切手代は公金横領の常とう手段で、毎月何十万円も買ったことにして、ウラ金を捻出していた」と話している。

「選挙費用だけで莫大な赤字が生まれるような国会議員と違って、県議の活動は本来ウラ金を作る必要性はほとんどなく、結局は議員が私的に使うことがほとんど」(同)

 今回の問題については「市民オンブズマン兵庫」など複数の市民団体が情報公開請求の上、不正があれば刑事告発を行うとしている。11日に辞表を提出した野々村議員ひとりの疑惑では、収まりそうもない。
(文=ハイセーヤスダ)

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