フジ『若者たち2014』視聴率急落も、監督はどこ吹く風「視聴者がどのくらい離れるか、予想がついた」
日刊サイゾー / 2014年7月18日 0時0分

連続ドラマ『若者たち2014』(水曜22時~)の第2話が16日に放送され、平均視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回の12.7%から4.9%ダウンしたことが分かった。
「フジは『HERO』が26.5%の好発進を見せたものの、『若者たち2014』『GTO』『あすなろ三三七拍子』と、いずれも7%台と後がない。特に“フジテレビ開局55周年記念企画”をうたっている『若者たち2014』は、『北の国から』の杉田成道監督が約20年ぶりに連ドラのメガホンを取り、妻夫木聡、蒼井優、瑛太、満島ひかり、長澤まさみなど、主役級の役者を取りそろえた。それだけに、今回の数字には、企画自体の責任を問う声も上がっている」(芸能記者)
同作は、1966年に同局で放送された名作『若者たち』をベースに、若者たちの葛藤が描かれる青春群像劇。杉田監督は、先月開催された試写会に訪れた約200人の反応を見て、「(前作から)50年たって振り子が戻ってきて、当時の感性と通じるものがあるのではないか」と手応えを語っていた。
しかし、お茶の間でプロレス、出前のソバすすり、大声での兄弟ゲンカ……と古い作風に、視聴者の意見は真っ二つ。12日放送の『新・週刊フジテレビ批評』(同)では、審議委員を務める作家の林真理子氏が「いつの時代だろうと思うくらい貧しい家が出てきて、不幸のてんこ盛り」「本当に心に残らなくて、最後まで『これが今、ドラマになる意義はなんだろう?』」とコメント。続けて脚本家の大石静氏も、「今風の男の子たちが、つかみ合い、殴り合うのにすごく違和感」「登場人物に説教されている気分になって、誰のことも愛せない」と苦言を呈した。
これを受け、杉田監督は「おっしゃるように、(このドラマには)リアリティがアタマからありません。ある意味、無視してます。したがって、その段階で視聴者がどのくらい離れるかは、ある程度、予想がついた」とまさかの反論。フジがこれに同調しているか否かは不明だが、少なくとも杉田氏には、テレビ局にとって大事な視聴率を度外視してまでも、伝えたい何かがあるようだ。
「『視聴者がどのくらい離れるか、予想がついた』などという悠長な発言は、杉田氏ほどのベテランでない限り、今のフジ内では口が裂けても言えません。同局は先月27日、低迷する視聴率を回復させるため、全社員の3分の2に当たる約1,000の人事異動を行ったばかり。フジは、現場スタッフの視聴率への危機感のなさが長らく問題視され、今回の人事異動は危機感を植え付ける意味合いも大きい。『若者たち2014』のような制作陣マターの番組作りは、この先のフジでは実現しないでしょう」(同)
制作サイドの理想と、7.8%という現実が入り混じる『若者たち2014』。現代の若者に、杉田監督の想いは届くだろうか?
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