事故死のスチガ・月宮かれんも……アイドルは、なぜ「病み告白」をするのか?

日刊サイゾー / 2014年9月13日 9時0分

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 アイドルグループ「スチームガールズ」の月宮かれんが7月初旬に事故で亡くなっていたことが8日、公式サイトで発表された。享年17。アイドルファンからは、早すぎる死を悼む声が続出している。

 月宮は今年の2月頃から体調不良を理由に活動を休止し、自宅療養をしていた。4月30日には、自身のブログにて「小さい頃から心の病気を持っています」と告白。療養していても「1日でも早く戻らなきゃ」という焦りなどから精神状態が悪化、人目に恐怖を感じ、自宅にこもっていることを明かしていた。

 月宮のほかにも、精神状態の不調をブログやTwitterでにおわせるアイドルは少なくない。例えば、ゆるめるモ!・あのは「何もかもなくなってしまえばいい見えなくなってしまえばいいのに。」「死ねばいいの? ボコボコにすれば気が済むんですか?」と意味深なツイート。また、1号警戒A・くまこは「兎に角最近死にたい、眠い、痩せたい、仕事嫌だしか思ってないからもうそろそろ死ぬ」など、たびたびネガティブな発言をしている。

 アイドルが多様化した今、もはや彼女たちは“夢を売る職業”と単純にくくることはできないのかもしれないが、それにしても内容が赤裸々すぎるように感じる。“病みツイート”をする理由について、音楽業界関係者はこう話す。

「運営はTwitterやブログの活用やファンとのコミュニケーションを勧めますが、基本的に投稿内容までは管理していない。地下アイドルだと、マネジャーひとりで何グループも抱えているケースも多く、物理的に不可能なんです。本人としては、ファンと距離が近いということもあって、プライベートのアカウントのような感覚でつぶやいてしまうのでしょう」

 さらに、そもそも地下アイドルは心を病みやすいとも指摘する。

「中高生だと、アイドルであることを理由に、学校でいじめに遭っていることも少なくありません。学校で孤立し、かといってアイドル活動も華々しいものではなく、アンチに叩かれることもある……となると、精神的に追い詰められて当然。さらに、物販やチケットの売り上げが芳しくないという金銭的な事情で悩まされるなど、精神的に追いつめられる要素はそろっている。ハロプロ、スターダストなどメジャーどころは、10代のメンバーを学業優先にして、心理的なケアをするといった気配りをしていますが、地下アイドルはそうしたサポート体制も十分ではないのが現状です」(同)

 アイドルブームの影響を受け、多数の地下アイドルが夢を追って活動している昨今だが、その管理体制や環境は十分ではなく、数々の問題をはらんでいるようだ。
(文=香取零)

日刊サイゾー

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