賞は獲るけど大御所が出ない……河瀬直美監督は“第二のキタノ”になれるか?

日刊サイゾー / 2014年9月24日 11時0分

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 第67回カンヌ国際映画祭に、日本からは唯一、コンペ部門に出品されていた河瀬直美監督の『2つ目の窓』。

「監督は、最初の商業作品として製作された『萌の朱雀』が第50回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を史上最年少の27歳で受賞したり、第60回カンヌ国際映画祭で『殯の森』がグランプリを受賞したりと、とにかくカンヌに縁がある監督です。昨年は映画監督として初めてコンペティション部門の審査員に選出されるほど、監督としても世界的に評価されています」(映画関係者)

 世界から評価される一方で、日本においてはその実力が評価されているとは言い難いのが現状だ。

「実際問題、彼女の作品は興行的には厳しいですからね。いわゆる“芸術”作品に近いもので“娯楽”作品ではない、というのが配給会社の考えでしょうね。そのあたりが、北野武監督と違うところでしょう」(配給会社関係者)

 北野監督が名のある著名人をふんだんに起用するのと対照的に、河瀬監督が起用するのは基本的に売れる前の新人がほとんどだという。

「いまや月9女優となった尾野真千子さんが、彼女に見初められて女優になったというのは有名な話です。また、河瀬さんは学生時代にバスケット部で国体に出場したこともあるようなバリバリの体育会系で、撮影も結構厳しいと評判です。聞いた話だと、医者の役をやるのなら病院に1週間くらい泊まり込みをさせるとかで、それを実行したかスタッフに確認させたりしていたそうです。そういったウワサが広まって、いわゆる名のある大御所たちは出演しないというのがもっぱらです。いくら賞を獲っても、興行的に成功しなければ、配給会社も苦しいですからね。そのへんのバランス感覚がついてくると、日本でも引く手あまたの監督になると思いますよ」(芸能事務所関係者)

 日本でも世界でも評価される、“第二のキタノ”になれるか――。

日刊サイゾー

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