無修正エロ動画サイト「FC2」捜査に、いよいよ当局が本腰! 違法アップロードの小銭稼ぎにご用心

日刊サイゾー / 2014年10月24日 19時0分

 2014年6月、「FC2ライブ」でわいせつな行為を配信していたカップルの自宅に、警察が踏み込んだ。公然わいせつ容疑での現行犯逮捕なのだが、何も初めての公開というわけでもない。半年前から、性行為中の映像を配信していたのだ。その間の売り上げ、なんと4,000万円。彼らが利用していたのは、「FC2」という会社が運営するサービス。視聴者は課金することで閲覧でき、投稿者には動画の再生数に応じて金が支払われる仕組みだ。埼玉で逮捕された男は、1年半で1億円を稼ぎ出している。

 FC2は1999年に設立されたサービスで、95%は日本国内で利用されている。しかし、本社はアメリカのラスベガスにあるため、海外のサービスという建前だったのだ。ご存じ、海外のエロサイトでは無修正は当たり前、著作権法違反の動画もなかなか取り締まれないという状況にあった。しかし、12年に民事訴訟法が改正され、日本に営業所を置いたり、日本において事業を行う場合、管轄が日本になるように変わったのだ。

 そこで、9月30日に動画投稿サイト「FC2」に捜査のメスが入った。実質上の運営主体とみられる大阪のホームページ管理会社に、家宅捜索が入ったのだ。冒頭で紹介した件で、公然わいせつほう助と風営法違反の疑いというわけ。今後は、国内の法律から外れた動画は、どんどん取り締まられることだろう。

 同時に、「FC2動画」という、YouTubeやニコニコ動画と同様な動画投稿サイトでも、逮捕者が相次いでいる。こちらはアダルトコンテンツもOKのために、さまざまなAV作品が違法アップロードされているのだ。これらの投稿者は戦々恐々としているだろう。9月には11都道府県で16人を一斉摘発、4人が逮捕されている。13年にも映画を違法アップロードした5名が有罪判決を受けているので、今回も似た結果になることだろう。

 FC2が日本の事業として認められたことで、AVメーカーなどは訴訟の動きを起こしている。FC2に対しても訴訟を起こしているが、投稿者にも損害賠償を求めている。数百万円の請求が多いようだが、昨年ニコニコ動画に総合格闘技の映像を違法アップロードした男性には1,000万円の賠償命令が下されているので、妥当なところか。自社のコンテンツを違法にアップロードされたテレビ局なども、民事訴訟に積極的だ。

 コンテンツをアップロードし、その再生回数やダウンロード回数に応じて報酬が出るウェブサービスは多い。しかし、小銭目当てで違法アップロードするのはリスクが高すぎる。逮捕されて実名が公表されたら、人生台なしだ。海外のサービスだから、という言い訳も利かなくなっている。もし投稿した記憶があるなら、一刻も早く削除、退会することをお勧めする。

 とはいえ、この手のアクションは本人が忘れたころにやってくることが多いので、安心できない。ニュースを見て怖くなってアカウントごと削除しても、FC2が捜査機関に情報を開示すれば、身バレは必至。出勤前の時間に、警察がピンポーンとやってくるわけだ。穏やかに過ごしたいなら、くれぐれも違法アップロードには手を出さないようにしておこう。
(文=柳谷智宣)

日刊サイゾー

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