万年最下位争いでも、人気はウナギ上り! 観客動員数を4割UPさせた中畑清の魅力とは?

日刊サイゾー / 2014年12月9日 13時0分

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 横浜DeNAベイスターズをAクラスに押し上げる男として、2012シーズンから指揮を執り始めた中畑清監督。しかし、万年最下位争いで、お世辞にもその期待に応えられているとはいえない。だが不思議なことに、観客動員数は増加傾向にある。

「中畑監督が就任する前の2011シーズンの平均観客動員数が、1万5,308人。しかし、今年の2014シーズンは2万1,730人と、実に4割以上も増えているんです。ここ3年で急激に強くなり、Aクラスの常連に名を連ねる広島カープが2割増なので、この数字のすごさが分かりますよね」(スポーツライター)

 その理由は、中畑監督にある。彼は監督としてだけでなく、エンタテイナーとしても魅力があり、常にファンと真正面から向き合ってきた。その内に秘める“熱さ”が「かっこよく」、時に「かわいい」として、ファンを魅了している。

「中畑監督のインタビューはサービス精神旺盛で、ファンを飽きさせない。大敗した際には、『寝酒を飲まないとやってられない。僕は何かに頼らないと生きていけません』と弱さを見せたり、『最下位なんてクソ食らえ! うんこちんちん!』と子どものような発言をしたり。また、中畑監督就任後のベイスターズは、大味な試合展開が増えた。13年5月のジャイアンツ戦で7点差をひっくり返す大逆転勝利を収めたかと思えば、今年4月のジャイアンツ戦では5点リードの8回表に10失点し、逆転負け。さらに5連勝直後に6連敗したりと、強いんだが弱いんだか分からない。ファンはヤキモキして、目が離せないのでしょう」(同)

 さらに増員に拍車をかけたのが、12年から球団オーナーとなっているDeNAの“戦略”だ。

「DeNAは、“アクティブサラリーマン戦略”を打ち出した。世のサラリーマンは、デートスポットや家族サービスできる場所を常に探し求めている。あえて男性向けではなく、女性のためのカフェや、きれいなトイレを充実させ、子どもの好きなかわいいデザインの入れ物に入ったポップコーンや、花火イベントを立ち上げた。これにより、若いサラリーマンの客層が増え、女性や子どものファン獲得にも成功したんです」(同)

 来年で4年目を迎える中畑監督。実は、1998年に38年ぶりにベイスターズを優勝に導いた権藤博でさえ3年で退任しており、4年以上連続でチームを率いるのは68~72年の別当薫以来。球団の中畑監督への期待は、相当なものといえそうだ。

 来年こそは最下位争いを脱し、ファンの期待に応えられるだろうか?
(文=沢野奈津夫)

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