ヤラセ、セクハラ……『テラスハウス』映画化で、制作側の“自浄作用のなさ”が明るみに?

日刊サイゾー / 2014年12月12日 13時0分

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 海の見えるシェアハウスに暮らす男女の生活を記録したバラエティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系)が映画化され、来年2月に公開されることになった。

 同番組は2012年10月から今年9月まで、総勢22名の若者を「台本なし」で撮影したというリアリティショーで、今年3月には、23時台では非常に高い9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の視聴率を記録。さらに、番組のサントラが3作品で計25万枚以上を売り上げるなど大ヒットとなった。今回の映画版はテレビシリーズの続編となるもので、サントラの発売も同時決定している。

 ただ、一方で「台本なしのリアリティショー」とは名ばかりで、週刊誌では複数の関係者の内部告発として「台本がないというのは紙の本がないというだけで、スタッフの指示で展開が決まっていた」という話もある。プロデューサーが「こんなセリフを言え」「このメンバーと恋愛関係になれ」という指示を出したり、「告白5万円」「キス10万円」の手当が支給されていたなどという“ヤラセ疑惑”も報じられ、さらには撮影現場での制作スタッフによる出演者へのパワハラ・セクハラが横行していたというスキャンダルもあった。スタッフの指示を拒否する者は高圧的な態度で叱りつけ、さらには女性出演者の胸をワシづかみにしたこともあったという。

 実は今回、映画版にもその問題スタッフが関わるという話から、関係者間では「またパワハラ、セクハラが始まるのか」という不安が飛び交っているという。

「テレビ放映時代、問題のスタッフらは男性出演者たちをキャバクラに連れ回したり、小遣いを渡したりして子分のように扱い、反発する空気を封じていた」

 こう話すのは、番組収録にも立ち会ったことのある外部の関係者だ。「普通なら、こんなことは簡単に起こらない」という問題の原因は、「番組をフジが制作会社に丸投げした形で、一部のスタッフに権力が集中していたこと」だという。

「視聴率が良かったのに番組終了したのは、こうした問題が局側に伝わったからで、“やるなら、体制をきちんと立て直してからパート2を作ればいい”という話になったと聞きます。ただ、制作会社が同じなら続編を作っても同じことになるので、外部の関係者が多数入り込む映画版となったそうです」(同)

 実際に一連の問題について、フジの亀山千広社長が「きちんと注意しなければ」と対応に言及したこともあった。番組を取材したことのあるフリーライターによれば、それでも不安は拭えないとする。

「制作会社のイースト・エンタテインメントは『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)や『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京系)を制作してきた優秀な老舗なんですが、一方で所属のプロデューサーやディレクターなど一部に素行の悪い者がいるというウワサは昔からありました。ほかの番組でも人気出演者をダシに使って乱交パーティーを開いたり、良くも悪くも、いまだに昭和のテレビマンといった感じの連中がいるんです。こういう連中は業界慣れしているので、多少のことで態度を変えません」(同)

 確かに、自浄作用が働くなら報道より前に対応がされているはずで、フジテレビに改善は期待できない。また、問題のスタッフについて制作会社側に聞いたところ「その人物は会社の所属ではなく、フリーランスの人間」という話だった。そこで映画配給する東宝に「収録現場で同じような問題が起きるのではないか?」という質問をぶつけてみたが、こちらは回答なし。なんとも不安な映画化だ。
(文=ハイセーヤスダ)

日刊サイゾー

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