失敗と偶然が生み出す、神がかりショット写真集再び!『味写道』

日刊サイゾー / 2015年1月1日 22時0分

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 サブカル界のバイブル『バカドリル』シリーズ(アスペクト)の生みの親、天久聖一氏の著書『味写道』(同)が発表された。これは、2010年発売の『味写入門』(記事参照)に続く第2弾で、『ほぼ日刊イトイ新聞』の人気連載「天久聖一の味写道」をまとめた、前作からのファンも多い1冊。

 タイトルにもなっている“味写”とは、「こんなつもりじゃなかったのに」「どうしてこんなものを撮ったんだろう」という失敗写真だったはずが、よ~く見ると、偶然が重なって重なって、妙に味わい深く仕上がっている写真のこと。本書ではそんな味写の中でも、よりすぐりの作品がずらり。とくに、筆者お気に入りの神クオリティの作品が、こちら(http://www.cyzo.com/2015/01/post_19987.html)。

●「全身無職」
 枯れた芝生の上で、ブレイクダンスがうまくいかず、ぐちゃっとつぶれたようなポーズの男性と、尋常ではないほど洋服に芝生がついている男性。2人とも無職とのことで、これ以上ないタイトルがあてがわれている。

●「都市伝説」
 なんだかすごい1枚。子どもがただ遊んでいるだけなのだが、この異様さ。こういうところから、都市伝説は生まれるのか!?

●「洗脳中」
 「○ンタッキー」の白い服の老人に、あたかも洗脳されているようなこの表情。○ンタッキーが好きになーれ、○ンタッキーが好きになーれ、○ンタッキーが……。

***

 前回の『味写入門』も、素晴らしいクオリティの高さだったが、今回もまたすごい。一般の人々の日常がいかに笑いに満ちているのか、そして、日々どれだけ奇跡の出会いに満ちているのか。なぁんてことも感じられる、ハズ。

 今回紹介した写真のほかにも、タクシードライバーらしきおじさまが横断歩道で、トランクを開けて座ってひと休みする「トランクおじさん」、ウォーーーと叫んでいるかのような超凶暴系「肉食パンダ」、お尻に桜が一輪見事に挟まったまま歩くおじいちゃん「ミッケ」など、100枚を超える名作ぞろい。新春のひと笑いどうぞ。
(文=上浦未来、(C)天久聖一/アスペクト)

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