前代未聞のクラブ批判をした本田圭佑 しかし、処分はナシへ? その理由とは……

日刊サイゾー / 2015年10月15日 23時0分

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 イタリアの名門クラブACミランが、本田圭佑の問題発言で揺れている。今月4日にホームで0-4と大敗したナポリ戦の直後、本田の不満は多くの記者団の前で爆発した。「なぜ自分を出さないのかわからない。こんな試合をしているのにおかしい」と、監督批判に始まり「100億以上かけて、なぜ強くなれないのか?」「(運営の)構造を見直さなければいけない」などの運営批判へと続き、さらには「拍手をするタイミングが明らかに変。勝つことしか考えてないで内容を見ていないファンがほとんど」とサポーターまでもを批判した。そして最後に「このままだとイタリア全体が危ない」と、イタリアサッカーそのものへの批判へと発展させていた。

「この発言に対して、もちろんACミランまわりの人間から大ブーイングでした。しかし、予想に反して、ミランの外から聞こえてくるイタリア人の声は『まさに正論!』『イタリア人よりもイタリアの危機を憂いている』と、本田を支持する声も思いのほか大きかったんです。しかし、今季ノーゴールの結果を出せていない本田に言う権利はない、という意見が一番大きかったですかね」(スポーツライター)

 ミラン史上、類を見ないレベルのクラブ批判をした本田。日本代表のイラン戦を終えて、クラブ運営陣との面談が予定されているが、大方の予想は処罰、罰金共になしだという。

「理由は大きく分けて3つあります。ひとつ目は、単純に戦力として捉えているからです。本田がチームの足を引っ張っていると報道されていますが、ミランは今季11位と低迷していて、出来の良い選手なんて誰一人いないんですよ。ふたつ目はお金になるから。こうして話題も振りまき、スポンサーのつく本田を敵には回したくないはずです。みっつ目は、売ることを念頭に置いているからです。ここで何かしらの処分をすると、“悪いことをした”というレッテルが貼られます。そうすると、他クラブとの交渉で値段を下げられてしまうんです。スペインのバレンシアや、イングランドのトッテナムなど移籍先が報じらていますが、冬の移籍マーケットが始まるまで、特に動きはなさそうですね」(同ライター)

 「結果も出さずに口だけ」と批判されている本田だが、去年、ゴールを量産し“ミランの救世主”と騒がれていた時期も「勝ってはいるけど、チームは良い状態ではない」と、今と同じことを言っていたのを、筆者は忘れてはいない。どんな時でも冷静に、真実だけを見ようとする本田だからこそ、日本代表のエースで居続けられるのだろう。
(文=沢野奈津夫)

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