おばちゃんがセクシー衣装で……公害化する中国“広場ダンス”に大ブーイング

日刊サイゾー / 2015年10月21日 15時0分

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 広場や公園に中高年女性が数十人~数百人も集まり、巨大スピーカーからダンスミュージックを爆音で流して踊る「広場舞(広場ダンス)」が数年前から社会問題化している中国で、あるイベントが行われて注目を集めている。

 江蘇省のテーマパーク内で10月17日に行われたのは「全国広場ダンス選手権大会」。中国各省から広場ダンスの“精鋭”が集結し、歌と踊りを披露した。しかし、当然ながら、出場するのは中年のおばちゃんばかり。しかも、コンテストで目立とうという意図があったのか、露出度の高いドレスや衣装で踊りまくる姿が報じられた。これには中国人も辟易しているようで、SNS上では以下のような発言が飛び交った。

<画像はこちら>

「広場の騒音ババァを助長させるだけだ。コンテストなんかするな」
「いい年してミニスカートはいたり、へそ出してるんじゃねぇ!」
「熟女マニアにとっては、たまらない映像だな」
「当局はポルノを規制するより、こっちを規制しろ。青少年にとって、よほど有害だ!」

 早朝や夜、中国各地で行われている広場ダンスは騒音やマナー問題もあり、賛否両論が渦巻く。アメリカのメディアも以前、広場ダンス問題に関する記事を掲載し「2020年に中国の中高年女性の人口は2億人を突破する。中国に行く際は耳栓を忘れずに」と報じており、今後も広場ダンスは拡大していくとみられている。

「5年ほど前、緑の多い公園の近くに新築マンションを買ったんです。しかし、2年くらい前から広場ダンスの規模が徐々に大きくなり、今では毎日朝と夜、大轟音が僕の住む11階にも聞こえてくるようになった。引っ越してきた当初はおとなしいフォークダンス曲だったのに、今ではワケのわからない4つ打ちの中国歌謡のテクノアレンジが鳴り響いています。おかげで不動産価値も2割ほど下がりました。まさに悪夢ですよ」(広州市在住の日本人経営者)

 複数の専門家が中国メディアに語ったところでは、広場ダンスを楽しむおばちゃんたちは、改革開放以前に青春期を過ごした人が多く、文化大革命など全体主義体制化の影響を受けているので、集団で何かをすることに快感を覚えているのだという。

 今回の全国大会開催でいっそう市民権を得る中、広場ダンスという“公害”を排除するのは、ますます難しくなるのかもしれない。
(取材・文=棟方笙子)

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