韓国・バス停の電子案内板に“AVサイバー攻撃”! 40分間ダダ漏れの「お粗末」対応に市民も失望中

日刊サイゾー / 2016年5月2日 19時0分

 テレビで唐突に流れるエロシーンや下ネタに、お茶の間が凍り付くことはわりとよくあるが、お隣・韓国では、公共の場で突然AVが流れるという珍事件が発生。大パニックとなった。

 事件は4月24日、全羅南道(チョルラナムド)・麗水(ヨス)のあるバス停で起きた。日曜らしく家族連れの姿もまだ見えた午後10時40分頃、バスの運行状況を知らせる電子案内板の画面が突然切り替わり、AV動画が流れ始めたのだ。現場には、女性や未成年の子どもたちもいたという。どれほど空気が凍り付いたのか、想像するまでもない。

 バスを待つ人の通報によって警察や関係者がすぐに駆け付けたのだが、映像は停止することができないばかりか、電子案内板の電源を切ることすらできない。結局、警察はチラシやボードなどで画面を隠す対応しか取れず、関係者が電源を切るまで約40分にわたって再生され続けた。

 この珍事件は、韓国で大きな注目を集める事態となり、事件発生時には、「麗水バス停」というキーワードが多くのネット掲示板などに書き込まれた。あまりにも不名誉な事態に、麗水市は管理システムがハッキングされたことを明らかにするしかなかった。

 問題の電子案内板は、2009年から導入が開始され、現在では全174カ所のバス停に設置されている、韓国ではごく一般的なもの。バスの運行経路や到着予想時間に始まり、ニュースや行事案内など多様な情報を表示している。
 
 ちなみに、この電子案内板は交通統制センターによって、遠隔的にエラーの処理や電源のオンオフなどを実行できる。そのため、常にリアルタイムで動作確認がされていたわけだが、事件発生の時間帯は職員が退勤した後だったのが災いした。ハッカーは、職員の対応が後手に回る時間帯を確実に狙って行動したのだ。

 韓国警察のサイバー捜査隊は、麗水市が提出したUSBメモリーに基づいてハッキング経路の解明に奔走。コンピュータ・ネットワーク記録と交通統制センターの出入記録などを分析している。
 
 一方、とんだ珍事件に沸き立つネット民だが、すべてが騒動を面白おかしく取り上げているばかりではない。中には「40分近くも侵入されていて、犯人が捕まえられないとは、我が国の技術力は小学生レベルじゃないか」「放送局がハッキングされる日も遠くないね」など、事件の滑稽さよりもハッカーに対抗できない技術力の低さを嘆く声も多く聞こえている。

 いったい、ハッカーはどんな目的があってAVを流したのか……。夜の麗水を凍り付かせた珍事件の捜査は、まだ続いている。

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