「スベったら大吉さんに相談すればいい」博多華丸はなぜ、“博多のお父さん”に徹するのか

日刊サイゾー / 2017年10月11日 15時0分

写真

「芸談」の意味を知りたくて辞書を引くと、「芸道の秘訣や苦心についての話」と書かれていた。

 この手の“濃い話”が芸人に求められる場面は少なくない。芸に対して、どのようなスタンスで取り組んでいるか? ネタ作りにまつわる“秘訣”はあるのか?  ひな壇で、どのようなチームワークを駆使しているか?  いまや、視聴者から高いニーズのあるトークテーマだ。もしくは、プライベートで芸談を展開するタイプも少なくないだろう。

 そんな中、頑なに芸談を避けることで定評があるのが博多華丸だ。飲みの席で松本人志と今田耕司と東野幸治の3人が芸談を繰り広げる中、同じテーブルに座るも、華丸は眠りに落ちてしまったと、相方の博多大吉に暴露されている。

 華丸の言い分は「難しいんですよ、話が」というもので、彼の“芸談嫌い”はどうやら本物である。


■華丸が「大吉さんについていけばいいんだ」と気づいた瞬間


 10月1日放送『博多華丸のもらい酒みなと旅2 ~京都スペシャル~』(テレビ東京系)に、麒麟の川島明と椿鬼奴がゲスト出演した。この日は華丸と鬼奴、川島とテレビ東京の須黒清華アナウンサーという2組に分かれ、京都の飲み屋街をハシゴ酒するロケが行われている。

 華丸と分かれ、川島とペアを組んだ須黒アナは、プライベートの華丸について川島に質問した。すると、川島は華丸のことを“お父さん”だと断言する。

「仕事の話をしないんじゃなくて、(仕事の話に)ならないんです。お父さんとしゃべってるみたいな。いい意味で、仕事の話をしてもしょうがないんです」(川島)

 後輩にお笑いの質問をされても「仕事の話は大吉さんに聞け」というスタンスを崩さない華丸。ピュアというべきか、肩の力が抜け切ったそのパーソナリティにはある種の“悟り”のようなものを感じてしまうが、実は、これにはきっかけがあるらしい。

 博多華丸・大吉は、『R-1ぐらんぷり 2006』で華丸が優勝したことを契機にブレークの足がかりをつかんだコンビである。しかし、その後は相方・大吉によるセンスあるコメントが定評を集め、コンビ間の関係性が逆転した。

 あくまでボケは華丸で、ツッコミを担当するのは大吉。なのに、大吉のみが番組に呼ばれることが次第に増えていく。お笑いコンビでボケが呼ばれないのは、当人にとってかなり複雑な心境になる事態だ。

 この時期の華丸が屈辱をどのようにして乗り越えたのか、後輩の川島が明かしている。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
日刊サイゾー

トピックスRSS

ランキング