「普段は後輩にも優しいよ」ビール瓶暴行の横綱・日馬富士、関係者に愛された“シラフの素顔”

日刊サイゾー / 2017年11月16日 20時0分

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 大相撲の横綱・日馬富士が、同じモンゴル出身力士の貴ノ岩に暴行を加えた問題で、被害届を受けた鳥取県警が傷害容疑などで捜査中だ。先場所は他の3横綱が全休する中、ひとり横綱の面目を保っていた日馬富士は、番付発表のあった10月30日、10度目の優勝に向けて「気合が入る」と話したばかりだったが、いまや「解雇・引退すべき」という声が強まり、廃業危機にすらある。

「ここで厳しい対応をしないと、モンゴル力士の受け入れに影響するんじゃないのか」(相撲記者)

 日馬富士の酒癖の悪さは有名だったが、角界では「モンゴル人はもともと泥酔する気質の人が多い」ともいわれている。

「酒のトラブルで辞めた朝青龍に続いてだから、それは否定できんでしょ」(スポーツ紙の相撲担当)

 記者歴50年というベテラン相撲記者の大見信昭氏も11月14日、情報番組の『スッキリ』(日本テレビ系)で、この問題を「(日馬富士が)日本国籍になってないからだ」とした。「引退すると親方にならないで相撲界を出ていく。そういう腰掛け的な軽い思いが、その場で感情に紛れて暴力に走ることにつながっている。もっと相撲愛が強かったら、こういう行動はしない」と断じた。

 しかし、これには日馬富士を知る角界関係者が「相撲を見るだけで実際にやる苦労を知らない人の勝手なデタラメ話だ」と猛反論する。

「モンゴル力士にも泥酔しない力士はいるし、日本人力士でも酔って暴れる奴はいるんだから。日馬富士は、日頃はまったく横暴な人ではないから、たまに酔って暴れても大目に見られるところは、確かにあった。でも、横綱は日本が大好きだよ。まだ十両だったとき、古い相撲のビデオを集めては何度も見て研究して、初代・貴ノ花の大ファンになったんだ。最近でも、現役の稀勢の里をやたらと褒めて『いい力士は、ファンになっちゃうところあるよ』なんて笑っていたり、この世界が好きなのは間違いない。趣味は『酒と女と絵』と答えていて、酒と女はどんな力士も好きだけど、彼は絵を描いていて、一番よく描くのが、大好きな富士山。そんな日馬富士が相撲を“腰掛けでやっている”なんてのは大間違い。力士としては軽量だからケガばかりしていたけど、『一生、角界にいたい』と言っていたほどだ」(同)

 ただ、気の強さは先輩力士も引き下がらせるほどだったという。

「後輩には普段は優しいよ。稽古での“かわいがり”は、白鵬の方がずっと意地悪だからね。でも、十両時代、イジメてきた5年ぐらい先輩の相手に強く反発して、ひと騒動起こしたことはある。キレると危ない、という欠点はあった。これは彼個人の問題で、モンゴルどうのって括る話じゃない」(同)

 日馬富士には、横綱審議委員会のメンバーでもあった著名人にもファンがいるという。横綱になった直後の場所、9勝6敗で横審から「横綱の資格がない」「推薦が早すぎた」といった厳しい意見が噴出した際、ある委員は、マスコミに「引退させる」とまで言ったことがあったが、別のメンバーがこれに猛反論。「彼の稽古を見て見ろ、とても真面目だ。必ずまた横綱らしくやるはずだから、そんな早く結論を出すな」と言ったという。

 角界の関係者たちを魅了する要素を持ちながら、まさかの大失態をやらかした日馬富士。ファンのみならず、関係者のショックも大きい。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

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