リニューアルで大食いの醍醐味が激減……『大食い女王決定戦2018』が犯した失敗とは? 

日刊サイゾー / 2018年9月20日 14時0分

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 9月17日に『大食い女王決定戦2018』(テレビ東京系)が放送された。テレ東の“大食い特番”は今年で30年目。記念イヤーを祝し、今回、同局は内容を完全リニューアル。名だたる歴代女王やニューカマーを迎え、新しい形の決定戦を開催したのだ。

 この「リニューアル」の方向性がくせものだった。新たなスタイルを求める姿勢は必要だが、内容によっては醍醐味の喪失と紙一重だと痛感した次第。

■あからさまに新鋭を推す制作陣

 今回参加したのは、菅原初代(54)やアンジェラ佐藤(43)、正司優子(43)といったレジェンドの面々。はっきり言って、彼女たちは全盛を過ぎている。年齢を考えれば、仕方のないことだ。特に、菅原は8年ぶりの復活。胃の消化力だって落ちているはずである。

 制作陣は、新陳代謝を図りたがっているのか? 新たに番組がスター候補として担ぎ出したのは、小野かこ&あこ(27)の双子コンビだった。図式として非常にわかりやすい。番組は、あからさまに「新旧」の色分けをしたがっていた。

 船上でマグロ丼対決を行った1回戦、ラーメン対決が行われた2回戦までは例年通りだった。問題は、それ以降の対決である。

 3回戦で行われたのは、猛暑で育ちすぎて出荷不可になったレタスを丸かじりする“レタス対決”だ。レタスを食べ合うことについては、なんの文句もない。かつて、“キュウリ丸かじり対決”もあった。決してブレてはいない。問題は、大食いに至るまでの周辺ルールだ。

 スタートの合図と共に、一斉に30メートル先の畑を目指して疾走。そこで採れたてのレタスを1玉ずつ受け取り、洗浄&芯を抜き、好みの調味料(マヨネーズ、特製味噌マヨ、塩、ポン酢、ゴマだれ)を使って自由に(生やしゃぶしゃぶなどで)60分食べ続ける。それが、3回戦での対決の流れだった。

 これ、いかがなものか。正直、大食いに関係のない要素が多すぎる。「食べて、すぐ走る」を繰り返すのも身体的にオススメできない。その上、小野姉妹は陸上経験があり、中学時代に400メートルリレーで全国優勝を果たしたほどのアスリートだ。高齢の菅原がいるのに、体力勝負なんて……。やはり、“スター誕生”を願う番組側の意図が透けて見える。

 4回戦は3回戦以上に意味不明だった。そもそも、対決の舞台が1カ所にとどまっていないのだ。舞台は群馬県高崎市で、市内にある個人経営のグルメ店6軒をハシゴするという流れ。1店舗目でメニューを食べ終わったら次の店へタクシーで移動し、そこでまた指定メニューに挑む……を6度繰り返すグルメマラソンである。より早く完食した上位3名が決勝へ進出だ。

日刊サイゾー

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