DAZNのプロ野球全試合中継、巨人に25億円超! 広島、ヤクルトはなぜ断ったか

日刊サイゾー / 2019年4月11日 16時0分

写真

 世界で動画配信サービスを展開するDAZNが、今年からプロ野球・巨人戦の主催全試合を配信しているが、球界内ではこれがあちらこちらで“波紋”を呼んでいる。

 昨年、DAZNは巨人を除く11球団の主催全試合をライブ配信。今年はヤクルト、広島を除く10球団を配信する。

 3月に行われた巨人とDAZNの会見では配信だけにとどまらず、球団スポンサーに入ることも発表するなど、かなり大がかりな“提携”を結んで話題を呼んだ。

「一部報道では、年間に巨人や親会社の読売新聞社側に支払った金額が20億円と出たが、実際にはさらに多い25億から30億円近い巨額マネーが動いた。巨人側にとっては大きなメリットばかりの提案だった」(在京テレビ局関係者)

 だが、最後まで反対していたのはテレビ中継で競合する日本テレビだったという。

「地上波、BS、CS、ネット配信と、モロに被ってしまう。最終的にはOKとなったが、今でも拒絶する関係者は多い」(同)

 球界の盟主を見事にお金で口説き落としたDAZNだが、気になるのは断りを入れた2球団の理由だ。

「広島はもともと、松田元オーナーが地元民放局をかなり優遇しているのは有名な話。現在、広島戦はCSでも放送されていますが、一部の試合を除いて未だに地元ローカル局の中継を“垂れ流し”せざるを得ないのは、これが理由です。また、以前に横浜DeNAとクライマックスシリーズで対戦した際、関東のある民放局が放映権交渉しましたが、これも広島のローカル局側が反対するなど、いやらしいくらいのムラ社会が確立されています」(同)

 また、ヤクルトに関しては巨人とは正反対のひどすぎる“扱い”に、球団幹部が激怒しているという。

「今年、DAZNがヤクルト球団に提示した放映権料は3億円程度と言われている。『同じセ・リーグでお隣の巨人にはあれだけ金が払えるのに、なぜうちにはたったこれだけなのか』と球団関係者が怒り、交渉は決裂。最終的にグループ会社のフジテレビのオンデマンド配信でネット中継することで落ち着いた」(別の在京テレビ局幹部)

 巨額資金をバックに“ネット界の黒船”はどこへ向かうのか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング