400勝投手の金田正一さん「食事、ビジネス、風俗めぐり」の伝説を改めて振り返る

日刊サイゾー / 2019年10月8日 23時0分

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 通算400勝という金字塔を打ち立てた名投手・金田正一氏が6日、86歳で亡くなった。“カネやん”の愛称で親しまれた金田氏は、球場内はもちろん、球場の外でも数多くの伝説を残している。

 今や20勝投手さえ滅多に出ない日本球界だが、単純計算で20勝を20年続けなければ到達しない「通算400勝」という大記録を打ち立てた金田氏。そのほかにも「4490奪三振」「14年連続20勝以上」「通算イニング5526回2/3」「14年連続300イニング以上登板」など、二度と抜かれることのない記録をいくつも持つ金田氏だが、その陰にたゆまぬ努力があったことは、プロ野球関係者の間では有名だ。スポーツ紙記者がいう。

「豪放磊落なイメージが強い金田氏ですが、アスリートとしての意識の高さは、時代のはるか先を行っていました。『投手の基本は下半身』と、とにかく走り込みを推奨するスタイルを球界に持ち込んだのは金田氏ですし、周りの選手が焼き肉やステーキばかり食べている時代、キャンプにナベカマ一式を持ち込み、厳選した食材を自分で持参して作る『カネやん鍋』を食べていました。当時としては画期的だったサプリメントやミネラルウォーターも愛飲していました。

 ケガ防止も万全で、お酒を飲むと、商売道具の左手をケガしないように、おしぼりやタオルでグルグル巻きにするのが金田流の酒の飲み方。サンダル姿で歩く若手選手を見ると、『そんな格好でケガをしたらどうする!』と一喝するのもおなじみの光景でした」(前出・記者)

 やはり天賦の才だけでは、400勝という数字に達するのは不可能だったようだ。一方、グラウンド外でも伝説は枚挙にいとまがない。スポーツライターが振り返る。

「当時“天皇”と言われ、ON(王貞治・長嶋茂雄)に並ぶ年俸をもらっていた金田氏は、ビジネスにも熱心でした。手掛けた事業はサウナ、タレント事務所、健康食品など多岐にわたり、資産は軽く10億円を超えます。高価な物に目がなく、1,000万円以上する時計など当たり前。1970年代には3,000万円近くするロールスロイスに乗っていました。それを見せびらかして、『○○万円や!』と自慢するんですよ。

 監督時代にはキャンプで“生理休暇”を設けたことでも話題になりました。妻帯者の選手は自宅に帰し、独身の選手は風俗店に連れて行ったのです。遠征時に、バスを仕立てて風俗店に行くこともあり、その時は番記者までご相伴にあずかったそうで、本当に古き良き時代です。カラオケの持ち歌は『カネやん版の仰げば尊し』で、お開きは必ずこの曲。親や先輩などへの感謝を述べてから歌う『仰げば尊し』は絶品で、まさにスターでした」(スポーツライター)

 打ち立てた数々の記録も不滅だが、こんなキャラクターの持ち主も二度と出てこないはず。優等生キャラのアスリートも結構だが、”小粒化”する選手たちをカネやんは天国からどう見ているのか……。

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